【F1】ミック・シューマッハ、2021年ハースからの参戦が決定

来季2021年、ハースF1チームのレースドライバーになるミック・シューマッハ(着ているシャツはFerrari Driver Academyのもの)。
来季2021年、ハースF1チームのレースドライバーになるミック・シューマッハ(着ているシャツはFerrari Driver Academyのもの)。全 7 枚

2日、F1で7度のタイトル獲得を誇るミハエル・シューマッハの息子、ミック・シューマッハが「ハースF1チーム」の来季2021年レースシートを獲得したことが発表された。

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ミック・シューマッハ(Mick Schumacher)は1999年3月22日生まれの現在21歳、父はフェラーリなどで通算7回のF1世界タイトル獲得歴を有するミハエル・シューマッハだ(ミハエルの7冠は今年、ルイス・ハミルトンが並ぶまで歴代単独最多記録だった)。ミックは今季2020年、FIA-F2選手権を主戦場にしており、F1サクヒールGP併催の最終第12大会を残す現段階でシリーズランキング首位につけている。

F2で好成績なこともあり、フェラーリの若手育成プログラム「フェラーリ・ドライバー・アカデミー」(FDA)の一員たるミックには、今年夏頃からフェラーリ製パワーユニット(PU)搭載チームでの来季レースシート獲得が有力視されるようになっていた。

今季F1第11戦アイフェルGPではフェラーリ製PU搭載チームのアルファロメオから金曜フリー走行1回目(FP1)への出走が予定されていたが、このときは悪天候によりセッションが実質的な中止状態となり、ミックの“金曜デビュー”はお預けになっている(現段階でF1のレースウイークにおけるF1公式セッション出走歴はない)。

そして今回、やはりフェラーリ製PU搭載チームのハースで、ミックが来季2021年のレースドライバーに就任することが決まった(複数年契約に合意、とされる。また、今季最終戦アブダビGPでハースから金曜FP1に出走する予定)。

「来年は自分がF1のグリッドにいるんだ、そう思えることが僕をとてもハッピーにしてくれているよ。今はシンプルに『言葉では表現できない』という感じだね」と喜ぶミック。さらに「ハース、フェラーリ、FDAが僕を信頼してくれたことに感謝している。そして、僕の両親にもこれまで以上に感謝したいし、愛を伝えたいと思う。僕は自分がF1の夢を実現できると、ずっと信じてきた」などの旨もコメントしている。

なお、ハースの来季もうひとりのレースドライバーには、ミック同様に今季F2を戦っているニキータ・マゼピン(現在F2のシリーズランキング3位)の起用が決定済みだ。今季レースドライバーのロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンはともにチームを去る。

現在、2020年シーズン最終盤のF1は“当年人事”の渦中にある。王者ハミルトンがコロナ陽性になって今週のレース(サクヒールGP)を欠場することになったり、先週のレース(バーレーンGP)で炎上クラッシュがあったグロージャンがやはり今週は欠場になったりというためだが(既報)、来週の最終戦アブダビGPはF2の併催がないので、グロージャンの復帰が難しい場合などはミックもしくはマゼピンがF1実戦デビューを飾ることもあるかもしれない。

この先いろいろな動向が予想されるところではあるが、とにもかくにも来季のハースはF1レギュラー初年度コンビになる。その意味でも注目だが、なにより、そこでミック・シューマッハがどんな活躍を演じるか、これはモータースポーツ界にとどまらない関心を呼ぶことになるだろう。

なお、現段階で来季F1のレースシートにおける実質的な“空き”は2席と見られる。レッドブル・ホンダとアルファタウリ・ホンダのそれぞれ1席だが、アルファタウリに関しては日本の角田裕毅(目下、F2でシリーズランキング5位)が候補に名を連ねている状況だ。

《遠藤俊幸》

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