ドゥカティ、モンスター 新型を発表…軽量ボディに111馬力の2気筒エンジン搭載

初代モンスターのDNAを受け継いだデザイン

乾燥重量166kgの軽量ボディ

3つのモードが選択できる「ドゥカティ・ライディング・モード」

4.3インチのカラーTFTメーターパネル

ドゥカティ・モンスター 新型
ドゥカティ・モンスター 新型全 22 枚

ドゥカティは12月2日、「ドゥカティワールドプレミア2021」の「エピソード5」において、新型『モンスター』(Ducati Monster)をデジタルワールドプレミアした。

写真:ドゥカティ・モンスター 新型

新型モンスターは、ドゥカティのすべてのエッセンスを、可能な限り軽く、コンパクトで本質的な形で表現した1台だ。初代モンスターは1993年に誕生した。スーパーバイク由来のフレームと、スポーティでロードユースに最適なエンジンを搭載していた。

初代モンスターは、バイクを走らせるという楽しみを最大限に追求したモデルだ。その主要なエレメントは、エンジン、タンク、シート、ハンドルバーだった。さらに、アイコンモデルとしての明確な特長も備えていた。ボリューム感あふれる燃料タンク、丸形ヘッドライト、クリーンなテール、優れたエンジンなどだ。

初代モンスターのDNAを受け継いだデザイン

新型モンスターは、1993年に登場した初代モンスターのDNAを受け継いでいる。エンジンに直接固定された流れるようなデザインのテールは、全体的な軽快さを演出する。リアのサブフレームは、「GFRP(ガラス繊維強化ポリマー)」製の単一コンポーネントで、リアの荷重を支えるだけでなく、エレクトロニクスコンポーネントのサポートとしても機能する。バッテリーも小型軽量化された。すべてのコンポーネントは、可能な限り軽量化することを念頭に置いて、設計されている。

丸形ヘッドライトは、歴代モンスターの大きな特徴だ。新型のヘッドライトも、歴代モデルのヘリテージを受け継ぎながら、先進的なフルLEDテクノロジーを採用した。さらに、オートキャンセル機能を備えた「ダイナミックターンインジケーター」を初採用している。

シートの先端部が狭くなっているデザインと専用のフォーム材により、足つき性を追求しており、リラックスしてライディングすることができる。このフォーム材は、ライダーの快適性を高めるだけでなく、路面とホイールのコンタクト感を、ダイレクトにライダーにフィードバックする。エルゴノミクス、コントロール性、快適性をさらに高めるために、ライディングポジションも一新された。

乾燥重量166kgの軽量ボディ

スーパーバイク由来のアルミ製フロントフレームは、新型モンスターの軽量化に大きく貢献している。新型の乾燥重量は、166kg。軽量なボディは、乗りやすく軽快なハンドリング、俊敏な身のこなし、楽しい走りの基本になっているという。

新型モンスターは、思いのままにバイクをコントロールするという、純粋な走る喜びを追求した。エンジンは、従来型の『モンスター821』と比較して、排気量、パワー、トルクが増加し、重量が2.4kg削減されたため、バイクの軽量化に貢献すると同時に、ハンドリングも向上しているという。

新型の心臓部には、ユーロ5規制に適合し、「デスモドロミック」バルブ駆動システムを採用した、排気量937cc の「テスタストレッタ11°」2気筒エンジンを搭載する。最大出力は111ps/9250rpm、最大トルクは9.5Nm/6500rpmで、リニアなスロットルレスポンスを追求している。

新型モンスターには、最先端のエレクトロニクスが搭載されている。ライダーの好みに合わせて調整可能なコーナリングABSユニット、「ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)」、「ドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)」が標準装備されている。

さらに、新型のスポーティなキャラクターを反映して、ローンチコントロールも装備される。優れた発進加速を実現するこのシステムは、通常はスーパースポーツカテゴリーのモーターサイクルに装備されているものだ。今回、新型モンスターに拡大展開されている。

3つのモードが選択できる「ドゥカティ・ライディング・モード」

バイクのダイナミック・コントロール・システムにライド・バイ・ワイヤ・テクノロジーが採用された。好みのライディング・モードを選択することで、路面のコンディションやライダーのスキルレベルに応じて、モーターサイクルの特性を変化させることができる。

「ドゥカティ・ライディング・モード」として、新型モンスターには、3つのモード(スポーツ、ツーリング、アーバン)が設定されている。各ライディング・モードには、それぞれ異なるエンジンキャラクター(パワー・モード)、ABS、DTC、DWCの介入レベルがプログラムされ、走行中でも設定を変更することが可能だ。

「スポーツ・ライディング・モード」を選択すると、最大出力が111psとなり、ライド・バイ・ワイヤによるスロットルレスポンスはダイレクトな設定となり、DTCの介入レベルは引き下げられ、ABSはレベル2に、リアホイールのリフトアップ防止機能は中程度に設定される。DWCの介入レベルは、スポーティな設定となる。

「ツーリング・ライディング・モード」を選択すると、最大出力が111psとなり、ライド・バイ・ワイヤによるスロットルレスポンスは扱い易いプログレッシブな設定となり、DTCの介入レベルが引き上げられると同時に、ABSのレベルが3に設定されて、最大限の安全性が確保される。リアホイールのリフトアップ防止機能は中程度に設定。DWCは、リラックスしたライディングに最適なレベルに調整される。

「アーバン・ライディング・モード」では、最大出力が75psに制限され、ライド・バイ・ワイヤによるスロットルレスポンスは、扱い易いプログレッシブな設定となる。DTCはさらに高いレベルになり、ABSも最高レベルの3に設定され、最大限の制動安定性が確保されると同時に、リアホイールのリフトアップ防止機能も最大レベルに設定される。

新型モンスターには、レース由来のエレクトロニクス・システム、「ドゥカティ・クイック・シフト(DQS)アップ/ダウン」が標準装備されている。ライダーは、クラッチを使用しないで、シフトアップとシフトダウンを行える。

4.3インチのカラーTFTメーターパネル

新型モンスターのメーターパネルには、4.3インチのカラーTFTディスプレイを採用している。そのグラフィックスは、『パニガーレV4』からヒントを得たもので、さまざまな車両情報が表示される。ディスプレイ中央には、タコメーターと現在選択されているギアが表示される。気温や燃料計も、すぐに読み取れる位置に表示される。

このメーターパネルには、「ドゥカティ・マルチメディア・システム(DMS)」の情報も表示させることができる。DMSは、スマートフォンとバイクをオプションのBluetoothモジュールで接続して、一部の機能をハンドルバーに設置されたスイッチで操作できるようにするシステムだ。ディスプレイには、ミュージックプレーヤーの情報、ヘッドセットの接続ステータスアイコン、着信とメッセージ受信のアラートアイコンが表示される。

《森脇稔》

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