DS 4 次期型を開発中、3年ぶりの復活が決定…2021年後半に欧州発売

「EMP2」プラットフォームの新バージョン

初のPHVはEVモードの航続が50km以上に

「DS エクステンディッド・ヘッドアップ・ディスプレイ」

「DS スマートタッチ」

DSの次期 DS4 のロゴ
DSの次期 DS4 のロゴ全 8 枚

DSは12月2日、次期『DS 4』を開発していると発表した。2021年後半、欧州市場で発売される予定だ。

【画像全8枚】

初代DS 4は2011年春、スイスで開催されたジュネーブモーターショー2011で初公開された。DS 4は、『DS 3』に続くDSシリーズ第2作目。ブランドシグネチュアの「クリエティブ・テクノロジー」を具現化したモデルで、そのデザインは、SUV的な力強さや押し出し感を強調した独特の4ドアクーペスタイルが特長だった。

初代DS 4のボディサイズは、全長が4270mm、全幅が1810mm、全高が1530mm。リアドアの開閉ノブは、Cピラーに隠すように配置されており、クーペに見える効果を発揮した。最大で19インチサイズのタイヤや、大きく膨らんだフェンダーが、力強さをアピールしていた。

インテリアは、DSらしいプレミアムなもの。DS 3同様、内外装の組み合わせパターンは豊富で、5種類のレザーはシートだけでなく、ダッシュボードやドアパネルにもあしらわれていた。

この初代DS 4は2018年、生産を終了した。2021年後半、欧州市場で発売される次期DS4は2世代目モデルとなり、およそ3年ぶりの復活となる。

「EMP2」プラットフォームの新バージョン

次期DS4は、プレミアムCセグメント車として登場する。DSが属するPSAグループの「EMP2」プラットフォームの新しいバージョンをベースにする。

EMP2の新しいバージョンは、さまざまな種類のパワートレインに対応できるモジュラー式車台でありながら、新しい表現の自由をデザインに吹き込むという。

EMP2プラットフォームの新しいバージョンは、プロポーションと空力性能を両立するために開発された。ボンネットとフェンダーの組み合わせや、2列目シートのフロアを下げることで、アスレチックで空力性能に優れるシルエットを構築しているという。

初のPHVはEVモードの航続が50km以上に

EMP2プラットフォームの新しいバージョンでは、複合素材やホットプレスされた構造部品の採用をはじめ、空調ユニットなどのコンパクト化が図られ、室内や荷物スペースが拡大される。また、EMP2プラットフォームの新しいバージョンでは、軽量化を進めたうえで、最新かつ最も厳しい安全基準に適合するように設計される。

次期DS 4には、新世代の「DSマトリックスLED ビジョンヘッドランプ」が採用される。これは、マトリックスビームとダイナミックベンディングライトテクノロジーを一体設計したものだ。DSマトリックスLED ビジョンヘッドランプは、3つのLEDモジュールで構成される。98個のLEDが内蔵されたデイタイムランニングライトが装備される。

次期DS 4には、初代にはなかったプラグインハイブリッド(PHV)パワートレイン車が初設定される。直列4気筒ガソリンターボエンジン(最大出力180hp)に、電気モーター(最大出力110hp)、「EAT8」ギアボックスを組み合わせて、PHVシステム全体で225hpのパワーを引き出す。新開発のコンパクトで大容量セルを備えた効率的なバッテリーが搭載され、ゼロエミッションモードでは50km以上(WLTP複合サイクル)の航続を可能にする。

「DS エクステンディッド・ヘッドアップ・ディスプレイ」

「DSアクティブスキャンサスペンション」を搭載する。フロントガラスの上部に配置されたカメラが、路面の凹凸をモニターし、データをコンピューターに送信する 。4つの姿勢センサーと3つの加速度計により、システムは各車輪を個別に制御する。データを使用して、必要に応じてサスペンションを硬くしたり柔らかくしたりし、路面の状態にかかわらず、快適性を追求する。

「DSエクステンディッド・ヘッドアップ・ディスプレイ」は、新開発の没入型テクノロジーにより、重要な走行情報が前方の路面に直接投影される。目の錯覚を利用することにより、各種情報がフロントガラスの4m先に表示される。速度、先進運転支援システム(ADAS)、ナビゲーション、警告メッセージ、音楽や電話などの重要な情報が路面に投影される。

「DS スマートタッチ」

新設計のインフォテインメントシステムが、「DS IRISシステム」だ。新しいインターフェースは、スマートフォン同様、アイコンにタッチして操作を行う。DS IRIS システムは、音声とジェスチャーで制御できる。自然言語の音声認識ソリューションによって、乗員の発言内容を理解するパーソナルアシスタントを備えている。

センターコンソールに配置される「DSスマートタッチ」は、指先で操作する画面だ。画面は、ズームイン、ズームアウト、手書き認識などの動きを識別する。システムやマッピングが常に最新の状態で作動するように、更新はクラウドを介して即座に行われる。

《森脇稔》

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