マセラティの新型スーパーカー『MC20』発表会、最高のイベント賞に…リアルとバーチャルを融合

2020年9月に開催されたマセラティのイベント「MMXX: Time to be Audacious」
2020年9月に開催されたマセラティのイベント「MMXX: Time to be Audacious」全 12 枚
マセラティは12月4日、「第17回ベスト・イベント・アワード」において、2020年9月に開催されたマセラティのイベント「MMXX: Time to be Audacious」が、イベント部門の最高賞を獲得した、と発表した。

「ベスト・イベント・アワード」は、ライブコミュニケーションの最大手企業のイベントマネージャーやマーケティングコミュニケーションディレクターを含む40名の専門家からなる審査員で構成されている。2020年は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大により、リアルイベントの実施が難しい状況だった。にもかかわらず、ライブとデジタルの両方のフォーマットで優れたイベントを開催したマセラティが、最高賞に輝いた。

MMXX:Time to be Audaciousと題したイベントは、100年以上の歴史を持つマセラティの新たな時代の幕開けと、新型スーパーカーの『MC20』の発表を目的としたものだ。イベントは、リアルショー、バーチャル体験、マセラティの本拠地のイタリア・モデナの主要なロケーションを巡るマセラティのアイデンティティへの実際の旅、という3つの要素で構成されていた。

イベント当日の9月9日には、モデナサーキットに約500人のゲストを集めたリアルなショーと、東京とニューヨークで開催された2つのミラーイベントにて遠隔操作で行われたバーチャルなショーが同時に行われた。

このショーは、ソーシャル・ディスタンスを意識した構成で、インスピレーションを与えるようにデザインされた。ショーでは、ブランドを祝うと同時に、完全に新しく生まれ変わったブランドのアイデンティティを明らかにしたという。

モデナのサーキットで行われたショーは20分強のコンパクトな時間の中で、ライブパフォーマンス、アナモルフィック映像、AR(拡張現実)を含むさまざまな効果が、総面積630平方mの巨大スクリーンに映し出され、観客を没入させた。映画のようなシークエンスは、サーキットでリアルに参加したゲストとライブストリーミングでバーチャルに参加したゲストの両方に、マセラティの新たな現代的なビジョンを提示した。

ショー翌日には、マセラティの本拠地のモデナの街全体が、ブランドコミュニケーションの舞台となった。歴史的なヴィアーレ・チロ・メノッティ工場、マセラティ・イノベーション・ラボ、アナトミカルアター、主要な広場などが、マセラティの過去、現在、未来を物語る舞台になった、としている。

《森脇稔》

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