【BMW 3シリーズツーリング 新型試乗】2Lターボになった「318i」は直6なみの気持ち良さ…島崎七生人

3気筒1.5リットルターボから4気筒2リットルターボへ

6気筒か!?と思わせるスムースな回転の上昇

セダン以上に快適な後席の着座ポジション

BMW 318iツーリング
BMW 318iツーリング全 20 枚

3気筒1.5リットルターボから4気筒2リットルターボへ

従来型ツーリング(F31)でも「318i」自体の設定はあったが、搭載エンジンは3気筒の1.5リットルターボだった。対して新型(G21)では同じ318iでも4気筒の2リットルターボ(156ps/25.5kgm)になる。

【画像全20枚】

4気筒の2リットルターボならすでに「320i」(184ps/30.6kgm)があるが、例によってパフォーマンス違いでグレードの呼称が決められるのだろう。ちなみにエンジン型式はどちらも同じ「B48B20A」だが、最高出力の発生ポイントは320iのほうが500rpm高く、一報で最大トルクの発生領域は、320iの特性に対して318iが50rpmだけ高いところから始まり500rpm低いところまでとなっている。

BMW 318iツーリングBMW 318iツーリング
カタログ記載の燃費を見ると、従来のJC08モードは318i=15.4km/リットル、320iは14.9km/リットル。WLTCモードはどちらも13.3km/リットルと同じで、市街地、郊外、高速の各モードも同じか0.1km/リットルの差。車重は1610kgで両車の数値は一緒だ。

6気筒か!?と思わせるスムースな回転の上昇

BMW 318iツーリングBMW 318iツーリング
走らせた印象は、実に快適なものだった。とくにゼロスタート~加速時に室内で感じる音と振動の小ささは、これまでの3気筒1.5リットルターボとは明らかに違う。フィールということでは、さらにその上まで回した際の気持ちがよくスムースな回転の上昇は6気筒か!?と思わせられるほど。

もちろん動力性能はまったく不満はなく、通常の状態でも1610kgのボディをいい塩梅で走らせるし、走行モードを切り替えれば、より活き活きと走らせることも自在だ。

ボディ剛性が高く、しっとりとした乗り味のサスペンションなどは相変わらずだ。ステアリングレスポンスも自然で無駄を削いだタッチだから、ワゴンボディでもセダンと変わらない感覚でワインディングを走らせることができる。

セダン以上に快適な後席の着座ポジション

BMW 318iツーリングBMW 318iツーリング
後席は頭上空間がタップリとしており、セダン以上に快適な着座ポジション。ラゲッジスペースは相変わらず丁寧な造りで、スペースは床面で計測すると(試乗時のレポーターのおおよその実測値)、奥行きが1mほど、幅はトリム形状の狭いところで960mm、後方の広いところで1340mmほど。トノカバー使用時の高さは450mmほど。

リヤゲートはこれまでどおりガラスハッチが単独で使え便利で、ハッチの“閉じ音”は上品で好ましい。試乗車にはラゲッジスペースで荷物を安定させるアンチスリップレールシステム、電動式リモートバックレストリリースも備えた状態だった。

BMW 318iツーリングBMW 318iツーリング

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「第3のエコカー」10年ぶり全面刷新か? ダイハツ『ミライース』DNGA採用で燃費さらに向上へ
  2. いすゞのピックアップトラック『D-MAX』、タイからの並行輸入で7月1日発売…税抜1000万円
  3. アキュラ『インテグラ』の「タイプS」、FF車の新記録を達成…パイクスピーク 2026
  4. ホンダ『シビックタイプR』受注停止のままモデルチェンジへ、登場は2026年秋か…最終デザイン
  5. 三菱『パジェロミニ』を北米投入か? 「ベイビー・パジェロ」は新たな武器になる!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ボルボカーズ、2028年以降の車両にアプティブのGen 8レーダー採用へ…悪天候や複雑な市街地でも高精度センシング
  2. 日立製作所、製造業向けAIエージェント「品質ナレッジシステム」開発…トラブル対応事例の検索時間を約9割削減
  3. SDV時代、進化するアフターマーケットの“今”と“未来”が一堂に…「アウトメカニカ フランクフルト 2026」9月8~12日開催
  4. 7/27申込締切 【激変するインド自動車産業】政策転換とEVシフト、クイックコマースが拓く日本企業の勝機
  5. 超高硬度クロムめっき、EV・半導体部品の長寿命化に貢献…大型量産設備をサン工業が稼働 
ランキングをもっと見る