ホンダがモータースポーツ参戦体制を発表!…二輪世界選手権とダカールで最高峰クラス制覇を誓う 2021年

FIMモトクロス世界選手権(MXGP):ティム・ガイザーのチーム
FIMモトクロス世界選手権(MXGP):ティム・ガイザーのチーム全 16 枚

ホンダは2020年12月10日、オンライン発表会を開催。2021年の二輪モータースポーツ活動計画として、FIMが統括する世界選手権シリーズと「ダカールラリー2021」への参戦体制を発表した。

例年では、ミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)で行われていた二輪世界選手権の体制発表会が、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響により、初めてオンライン形式での開催となった。

まず、FIMロードレース世界選手権(MotoGP)のMotoGPクラスには、ワークスチームであるRepsol Honda Teamとして、マルク・マルケス選手の継続起用を発表。新たにポル・エスパルガロ選手が加わることとなる。

そしてサテライトチームであるLCR Honda IDEMITSUは中上貴晶選手を継続起用、LCR Honda CASTROLにはアレックス・マルケス選手が新たに加入する。

Moto2クラスでは、IDEMITSU Honda Team Asiaとして、ソムキアット・チャントラ選手と小椋藍選手を起用。Moto3クラスには、Honda Team Asiaからアンディ・ファリド・イズディハール選手と國井勇輝選手の参戦が決定した。

FIMスーパーバイク世界選手権(SBK)には、Team HRCのワークス体制で参戦。引き続き、アルバロ・バウティスタ選手とレオン・ハスラム選手を継続起用し、シリーズチャンピオンを目指す。

FIM世界耐久選手権(EWC)には、F.C.C. TSR Honda Franceとしてジョシュ・フック選手とマイク・ディ・メリオ選手を継続起用。新たに、今季全日本ロードレース選手権ST1000クラス初代チャンピオンを獲得した高橋 裕紀選手が加入する。

FIMモトクロス世界選手権(MXGP)には、ワークス体制のTeam HRCとしてティム・ガイザー選手とミッチェル・エバンス選手を継続起用。AMAスーパークロス世界選手権(450SX)には、Team Honda HRCからケン・ロクスン選手とチェイス・セクストン選手が参戦することが発表された。

FIMトライアル世界選手権シリーズ(TrialGP)には、ワークス体制のRepsol Honda Teamとして、引き続きトニー・ボウ選手と藤波貴久選手を継続起用。

ダカールラリー2021には、ワークス体制のMonster Energy Honda Teamで、リッキー・ブラベック選手、ホセ・イグナシオ・コルネホ選手、ケビン・ベナバイズ選手、ホアン・バレダ選手の4台が参戦する。

2020年の結果としては、サウジアラビアで初めて開催された「ダカールラリー2020」で、リッキー・ブラベック選手が初優勝を飾り、ホンダに31年ぶりのダカールラリー優勝をもたらした。

また1959年から参戦している「FIMロードレース世界選手権」では、第12戦のMoto3クラスで、ハウメ・マシア選手が優勝し、1961年のグランプリ初優勝からの通算勝利800勝を達成。あわせて、「FIM モトクロス世界選手権」、「FIM トライアル世界選手権」の最高峰クラスでは、ティム・ガイザー選手が2年連続3回目、トニー・ボウ選手が14年連続14回目のチャンピオンを獲得する快挙を成し遂げている。

これらの輝かしい経験を活かし、ホンダは2021年、この布陣で世界選手権 最高峰クラスの制覇、そして各カテゴリーのシリーズチャンピ奪還を目指す意気込みだ。

《先川知香》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  5. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る