トヨタ GRヤリス、デザインコンペの優勝作品を実車化…「感謝」を表現

実車化されたトヨタ GR ヤリスをベースにした「ラリーカーデザインコンペティション」の優勝作品とアリス・グッドリフさん
実車化されたトヨタ GR ヤリスをベースにした「ラリーカーデザインコンペティション」の優勝作品とアリス・グッドリフさん全 8 枚

トヨタ自動車の英国部門は12月10日、『GRヤリス』(Toyota GR Yaris)をベースにした「ラリーカーデザインコンペティション」の優勝作品を実車化した、と発表した。

このラリーカーデザインコンペティションは、トヨタとウェールズラリーGBが協力して主催した。英国の大学入学前のすべての学生が参加でき、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)によるロックダウンの期間中だったこともあり、質の高い作品が多数集まった。

審査員は各作品を慎重に評価した結果、16歳の中学生(英国の中学生は11歳または13歳から16歳まで)のアリス・グッドリフさんの作品を総合優勝に選んだ。新型コロナウイルスと戦う医療従事者などへの感謝を表現した作品だ。

GRヤリスのボンネットには、フェイスマスクが描かれた。これは、新型コロナウイルスと戦う医療従事者をはじめ、教師、警察官、建設労働者、小売業者への感謝を表現しているという。また、ウェールズの花の水仙と、虹もボディに描かれた。英国国営の国民保健サービスの「NHS」のロゴも配されている。

なお、トヨタ自動車の英国部門は、アリス・グッドリフさんの作品を、GRヤリスに反映させたレンダリングイメージを公開していたが、今回、作品を実車のGRヤリスにラッピングで表現した。

実車と対面したアリス・グッドリフさんは、「誰もがマスクを着用しているので、ドアミラーにマスクのひもを引っかけるように、車両のフロントにマスクを描いた。ドアには、看護師、教師、建設作業員、警察官など重要な仕事をしている人々を、ルーフには困難な時期の希望のしるしとして虹を描いた」と語っている。

《森脇稔》

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