三菱電機、EU規格不適合の車載ラジオ33万5000台を出荷

三菱電機は12月15日、EUの一部自動車メーカー向け車載用ラジオ受信機について、ノイズ混入の可能性があるEU規格不適合製品4種33万5238台を出荷していたことが分かったと発表した。

三菱電機は、2020年12月の欧州RE指令の技術規格改正への対応に向けた社内検査の中で、当該製品の不適合を発見。生産中の不適合製品2種の出荷を停止するとともに、対象となる自動車メーカーへの報告を行い、社内調査を続けていた。

調査結果によると、当該製品の設計を担当していた同社三田製作所は2017年、外部の欧州RE指令適合性評価試験結果が判明する前に、一部の自動車メーカーへ適合宣言書を提出した。その後、評価試験で不適合が判明しても適合宣言書の取り下げを行わず、生産中の製品には適用できない処置を施した改造品を用いて再受審。生産中の製品に設計変更などを行わず、出荷を続けたという。

同社では適合宣言書や適合性評価試験の管理を強化するなど、再発防止策を徹底し、信頼の回復に努めていくとしている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  2. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  3. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  4. ブラバスが「いかつすぎる」新型スーパーカーを発表! 1000馬力の超絶パワーに「頭抜けてる」と驚きの声
  5. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る