【メルセデスベンツ GLS 新型試乗】極上の走りとしつらえはSUVの“Sクラス”…島崎七生人

メルセデスベンツ最大のラグジュアリーSUV

インテリアの質感、操作にも優雅さ

走りもやはり“Sクラス”

メルセデス ベンツGLS 400 d 4MATIC
メルセデス ベンツGLS 400 d 4MATIC全 11 枚

メルセデスベンツ最大のラグジュアリーSUV

メルセデスベンツ最大のラグジュアリーSUV……そんな謳い文句で登場した最新の『GLS』。『GL』と呼称されていた世代から数えて3代目に当たるが「すべての進化の度合いが凄すぎる」が試乗した印象だった。

【画像全11枚】

試乗車は「400d 4MATIC」。全長5210mm×全幅1955mm×全高1825mmのボディはさすがに大きく、地面に対して垂直のフロントグリル(資料には8角形と説明されている)には、ロゴマークの左右2本ずつのルーバーが配置されダイナミックなマスクがSUVの“S”らしい風格を漂わす。

ただボディ自体のボリューム感はあるが、最新の同社のデザインセンスで仕上げられているためスッキリとプレーンな印象ももつ。小手先の加飾、キャラクターラインで煩く見せないところが奥ゆかしい。

インテリアの質感、操作にも優雅さ

メルセデス ベンツGLS 400 d 4MATICメルセデス ベンツGLS 400 d 4MATIC
インテリアは、試乗車がマキアートベージュと呼ぶ美味しそうな、いや、明るい内装色だったため、清楚な空気感を作り出していて、この上なく居心地がいい。『GLS』は3列/7座のシート配置だが、3135mmのホイールベースで組立られたパッケージングに不満があろうはずもない。セカンドシートは高めの座面に座る格好だが足元は十分に広く、横方向の余裕の感じかたは、ならではだ。

サードシートもまずますの座面の高さで、背も垂れたやや立っているが、大人でも十分な頭上空間、スペース幅をもつ。セカンド、サードシートはアレンジを変えたい場合、バックドア側からスイッチにより電動で操作が可能という優雅さも『GLS』らしい。

メルセデス ベンツGLS 400 d 4MATICメルセデス ベンツGLS 400 d 4MATIC
運転席まわりは最新のメルセデスベンツ流で、眼前には12.3インチスクリーン×2枚が備わる。忘れないうちに書いておくと、ヘッドアップディスプレイのフロントスクリーンに映る文字は相当に大きい。その他の装備の詳細は割愛させていただくが、「エナジャイジングコンフォート」は、ヒーター、パフュームアトマイザー、シート、照明、音楽などを統合制御する機能で、プログラムを選んで利用する機能だ。

車内からボタンで呼び出して専門のオペレーターに対応してもらえる「メルセデス・ベンツ24時間コンシェルジュサービス」なども搭載する。

走りもやはり“Sクラス”

メルセデス ベンツGLS 400 d 4MATICメルセデス ベンツGLS 400 d 4MATIC
そして走らせてみると、やはり“Sクラス”なのだった。Sクラスになどまったく不似合いなレポーターが言うのも何だが、乗り込んでクルマが走り出した瞬間から、クルマが身体に馴染む感じなのである。ひとえにそれは「ADS PLUS(アダプティブ・ダンピングシステム プラス)」と呼ぶエアマチックサスペンションのおかげで、2590kgのボディを不要に揺らさず、あくまで自然にしなやかにことを運んでいる……そんな感じだからだ。

もちろん2924ccの6気筒ディーゼルターボ(330ps/71.4kgf・m)は、アクセルワークにレスポンスしてくれるからエンジンはちゃんと載っているのだろう……といった風で、普通に街中や自動車専用道路を走らせている限り、折々で的確な動力性能を発揮してくれながら、あくまでスムースに音も振動も低いまま仕事をこなしてくれる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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