スタッドレスタイヤ交換時、空気圧や残溝を要チェック…交換直後の走行も要注意

コンチネンタル VikingContact 7
コンチネンタル VikingContact 7全 2 枚

JAF鳥取支部は、冬になって、スタッドレスタイヤ交換時の注意点をドライバーに呼びかけている。

3年前の2017年2月10日、鳥取市内では90cmを超える記録的な積雪があり、県内のロードサービス件数は10日以降の4日間で351件と前年同期間中の3.5倍となった。その内の約7割は雪道でのタイヤのスリップや落輪が占めたことを受けて、JAF鳥取支部では比較的天候の良い暖かい日のうちにスタッドレスタイヤへ交換するよう勧めている。

スタッドレスタイヤ交換時の注意点としてまず挙げられるのは、交換後の空気圧確認だ。1トンを超える乗用車は、わずかハガキ4枚程度の面積でしか地面と接していない。タイヤの性能を十分に発揮させるためには適正な空気圧を保つ必要がある。タイヤの空気圧は、低下していても目視では判りにくいため、エアゲージを使用して点検するか、ガソリンスタンド等で点検してもらうと安心だ。

また、残り溝の深さの確認も必要だ。スタッドレスタイヤには、プラットフォームと呼ばれる冬用タイヤとしての使用限度を示すサインがある。これはタイヤとしての使用限度を示すスリップサインとは違うので要注意だ。

JAFが実施したユーザーテストでは、新品と4年使用したスタッドレスタイヤでは制動距離に9.5mの差が出た。この要因は、残り溝の深さと経年劣化によるゴムの硬化によるもの。長年使用しているタイヤは残り溝があっても新品時より性能が低下している可能性があり、一般的にスタッドレスタイヤは夏用タイヤに比べて制動距離が延びる傾向がある。特に夏タイヤからの交換直後は回転性能や車間距離の違いに運転感覚が慣れていないため注意が必要だ。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. 「まさにアメリカンスポーツの最高到達点」1000馬力越えの『コルベット』にSNSも注目!コスパ最強ハイパーカー誕生か
  3. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る