首都高や鈴鹿をポルシェで競う?! リアルな挙動を感じるeスポーツレースに興奮

ポルシェEスポーツレーシングシーズン2決勝(12月20日/東京・原宿 Porsche Taycan Popup Harajuku)
ポルシェEスポーツレーシングシーズン2決勝(12月20日/東京・原宿 Porsche Taycan Popup Harajuku)全 22 枚

「やっぱりポルシェはRRだからか、後ろのタイヤの減りも大きいし、後ろのブレが大きい」「オーバーステア気味になるから、ドライバーの腕がかなりシビアに現れる。それは実車と変わらない魅力」

【画像全22枚】

これはポルシェに実際に乗った感想ではなく、プロ級のeスポーツドライバーのコメント。実車と変わらない挙動を感じながら、画面上でラップタイムを競い合うのが、Porsche Esports Racing Japan(ポルシェEスポーツレーシングジャパン)。そのシーズン2決勝が20日、東京・原宿の Porsche Taycan Popup Harajuku で行われた。

見てのとおり、このポルシェEスポーツレーシングジャパン大会は、プレステ(PlayStation)『グランツーリスモSPORT』 でトップを争うeスポーツ競技。昨年シーズン1が開催された「ポルシェカレラカップジャパン」「ポルシェスプリントチャレンジジャパン」に続く、ポルシェが主催する3つめのワンメイクレースシリーズ。シーズン2の優勝者は賞金100万円が手に入る。

準決勝はポルシェ『タイカン』ターボで首都高を

ポルシェEスポーツレーシングシーズン2決勝ポルシェEスポーツレーシングシーズン2決勝10月4日から11月22日にかけ、オンライン予選が行われ、参加者たちはスパ・フランコルシャンをポルシェ 911 RSR(991)'17で、サルト・サーキットを919 Hybrid (Porsche Team)'16で、モンツァ・サーキットを911 GT3 RS(991)'16で、レッドブル・リンクをケイマン GT4 Clubsport '16で、カタロニア・サーキットを962 C '88 で駆け抜け、決勝進出を狙った。

そしてこの日、決勝ラウンドに進出したドライバーが、宮園拓真(20)、山中智瑛(27)、鍋谷奏輝(20)、川上奏(24)、國分諒汰(21)、加藤達彦(20)、清水裕生(23)、今里駿斗(19)、今井慶春(25)、吉田匠吾(25)の10人。

準決勝・決勝とも、メカニカルダメージなし、ブーストなし、コース外グリップ低下はリアル、セッティングは禁止・給油速度は毎秒3リットル、ショートカットペナルティは弱、サイドプレスペナルティはあり。準決勝のマシンは、ポルシェ『タイカン』ターボS'19。コースは「東京エクスプレスウェイ・南ルートまわり、使用タイヤはレーシング・ミディアム、タイヤ摩耗倍率1倍、ローリングスタートで始める。

最終コーナーまでサイドバイサイド、会場も大盛りあがり

ポルシェEスポーツレーシングシーズン2決勝ポルシェEスポーツレーシングシーズン2決勝そして決勝は、ポルシェ 911 GT3 RS。コースは鈴鹿サーキット。スタート方式はグリッドスタート、使用タイヤはレーシング・ハード&ミディアムで、タイヤ摩耗率は12倍。燃料消費率は2倍ということで、タイヤチョイスやタイヤ交換、ピット出入などのテクニックも求められる。

最終ラップ、観客をわかせたのは、山中智瑛と宮園拓真。最終コーナーまでサイドバイサイドを繰り返し、接戦をみせてくれたすえ、チェッカーフラッグの前を最初に通過したのは、山中智瑛。そこへ宮園拓真、鍋谷奏輝と続いた。

「決勝のポルシェ 911 GT3 RS は、ぼくにとってだいぶ苦手なクルマで、練習走行でも予選でも苦戦していて、タイヤ戦略も中途半端に……。でも、なんとか最後まで走りきって3位はうれしかった。表彰台へ立つことさえ不安だったから、かなり満足している」(鍋谷奏輝)

最後のコーナーでタイヤがたれてきたので、ブレーキをためらった

ポルシェEスポーツレーシングシーズン2決勝ポルシェEスポーツレーシングシーズン2決勝「正直、決勝の練習走行はタイムが出てなくて不安だったけど、実際にレースに出てみるといいタイムが出せて自信がもてた。最後はいいバトルを繰り広げられた。最後のコーナーでタイヤがたれてきたので、ブレーキをためらった。そこは悔やんでいる。悔しいけど、今回は上手にレースができたことで成長と進歩を実感した。いいレースができて満足している」(宮園拓真)

「決勝戦に入っていくにあたり、練習走行は作戦を考えながら入った。思いのほかレースが調子よくて、タイヤをコンパウンドを選んだのもよかった。最後はフルプッシュでついていったけど、シケインでブレーキしたときは怖さを感じた。宮園選手といいバトルができてよかった」と優勝した山中智瑛。最後はこう語って、会場の拍手を呼んだ。

「優勝賞金の100万円は、リアルなマイカーのローンの返済にあてる。でもこの賞金で、こうした大切なeスポーツレースドライバー仲間と、みんなで食事会を開きたい」

《レスポンス編集部》

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