次期「総合物流施策大綱」の策定
出展:国土交通省 次期総合物流施策大綱の概要
2020年12月22日、「2020年代の総合物流施策大綱に関する検討会」の最終となる第7回検討会が開催された。同検討会は、次期「総合物流施策大綱」の策定に向けて、物流を取り巻く諸問題への対応の方向性を検討し、今後の物流施策のあり方について提言を得ることを目的とする。22日の検討会で取りまとめられた提言をもとに、2021年3月末までに次期「総合物流施策大綱」が閣議決定される予定である。
そもそも「総合物流施策大綱」とは、政府における物流施策や物流行政の指針を示し、関係省庁の連携により施策の総合的・一体的な推進を図るためのものである。1997年以降、6回にわたって策定されており、次期「総合物流施策大綱」は第7次にあたる。「総合物流施策大綱」の内容を紐解けば、物流を取り巻く現状・課題への政府の見解や今後の物流施策の方向性を知ることができるというわけだ。
では、上記検討会では、どのような提言を取りまとめたのだろうか。その提言は、以下の3つによって構成される。