フォルクスワーゲンは12月23日、新世代EVの『ID.3』の生産を2021年1月末から、ドイツのドレスデン工場でも行うと発表した。
ドイツ・ドレスデン工場は、壁面が全てガラス張りのため、「ガラス張りの工場」として知られている。ドレスデン工場では2016年春まで、最上級サルーンの『フェートン』を組み立てていた。
ドレスデン工場は、フェートンの生産終了を機に、2016年春にいったん閉鎖された。その後、フォルクスワーゲンは、ドレスデン工場をブランドの電動化とデジタル化戦略をアピールする拠点へと改修した。
フォルクスワーゲンは新世代EVのID.3の生産を、2021年1月末から、ドイツのドレスデン工場でも行う。2021年の初めに、ドレスデン工場の製造ラインは、ID.3などの新世代EV向けモジュラー車台「MEB」に対応するように変更される予定だ。
フォルクスワーゲン ID.3現在、ID.3はドイツ・ツヴィッカウ工場だけで生産されている。ドレスデン工場でもID.3を生産することにより、フォルクスワーゲンは電動化をさらに加速させていく。