欧州カーオブザイヤー主催団体は12月23日、「欧州カーオブザイヤー2021」(Car of The year 2021)のノミネート29車種を発表した。
欧州カーオブザイヤーは、今年で34回を数える。欧州の20か国以上、約60名のジャーナリストが、欧州市場で2020年に発売された新型車の中から、ベストな1台を選出する。条件は、欧州の5か国以上で販売されているモデルであること。
日本メーカー車は5車種がノミネート
欧州カーオブザイヤー2021のノミネート29車種は以下の通り。
ホンダe(欧州仕様)●アウディA3スポーツバック
●BMW2シリーズ・グランクーペ
●BMW 4シリーズ
●シトロエンC4
●クプラ・フォーメンター
●ダチア・サンデロ
●フィアット500
●フォード・エクスプローラー
●フォード・クーガ
●ホンダe
●ホンダ・ジャズ(フィット)
●ヒュンダイi10
●ヒュンダイi20
●ヒュンダイ・ツーソン
●キア・ソレント
●ランドローバー・ディフェンダー
●マツダMX-30
●メルセデスベンツGLA
●メルセデスベンツGLB
●メルセデスベンツGLS
●メルセデスベンツSクラス
●プジョー SUV 2008
●ポールスター2
●セアト・レオン
●シュコダ・オクタビア
●トヨタMIRAI
●トヨタ・ヤリス
●フォルクスワーゲン・ゴルフ
●フォルクスワーゲンID.3
日本メーカー車では、トヨタから新型『MIRAI』と新型『ヤリス』の2車種、ホンダから『ホンダe』と『ジャズ』(日本名:『フィット』に相当)の2車種、マツダから『MX-30』の合計5車種がノミネートされた。前回、日産は『ジューク』新型、スバルは『フォレスター』新型がノミネートされていたが、今回、両メーカーはノミネートなしとなった。
マツダ MX-30(欧州仕様)ドイツ車はメルセデスベンツが最多4車種
ドイツ勢では、メルセデスベンツが、最多となる4車種をノミネート。新型『CLA』と『GLB』の両コンパクトSUVをはじめ、フルサイズSUVの新型『GLS』、新型『Sクラス』が選出された。BMWは『2シリーズグランクーペ』、新型『4シリーズ』の2車種がノミネート。アウディは『A3スポーツバック』新型が選出された。
ホンダ・ジャズ(欧州仕様)フォルクスワーゲンは、新型『ゴルフ』と新世代EVの『ID.3』がノミネートされた。前回、ポルシェは新型『911』と初のEVスポーツカーの『タイカン』がノミネートされていたが、今回はノミネートなしとなった。
その他の欧州勢にはプジョーSUV 2008やフィアット500など
トヨタMIRAI(欧州仕様)フランスからは、プジョーが新型『SUV 2008』、シトロエンが新型『C4』を送り込んだ。前回、新型『クリオ』(日本名:『ルーテシア』に相当)、クロスオーバー車の『キャプチャー』新型、コンパクトEVの『ゾエ』新型の3車種が選出されていたルノーは、今回はノミネートなしとなった。
その他の欧州メーカー車では、EVとなったフィアット『500』新型と、同じくブランド初のEVセダンの『ポールスター2』、ランドローバーの『ディフェンダー』新型がノミネートされた。また、フォードモーターからは、フォード『エクスプローラー』と『クーガ』が、リストに名前を連ねている。
メルセデスベンツ GLA前回はプジョー208新型に栄冠
欧州カーオブザイヤーは前回、プジョー『208』新型が、受賞した。プジョー208新型には、初のEVとして、『e-208』をラインナップする。欧州カーオブザイヤー2020に輝いた新型プジョー208を含めて、2位のテスラ『モデル3』、3位のポルシェ『タイカン』と、上位3車種はEVだった。
メルセデスベンツ GLBなお、欧州カーオブザイヤー2021は、2021年3月に発表される予定だ。