新連載[カーオーディオの“こだわりポイント”]スピーカー編…ブランド

海外ブランドのスピーカーの一例(DLS)。
海外ブランドのスピーカーの一例(DLS)。全 3 枚

こだわればこだわるほどに楽しさが深まっていくカーオーディオ。そのこだわりポイントについて1つ1つ深掘りしている当特集。第2回目となる当回では、“ブランド”にこだわるときの着目点や楽しさを解説していく。

【画像全3枚】

「国産ブランド」は安心感が高く、親近感も持てる!

スピーカー選びにおいては“ブランド”にもこだわると、選んだモデルに対して親しみが持て、そしてそれを所有することで得られる満足度も高くなる。

さて、“ブランド”にこだわろうとするときの着目すべきポイントとは…。

まずは、「国産ブランド」か「海外ブランド」かに着目しよう。そしてそれぞれの良さを理解し、ぐっとくるのがどちらなのかを見極めたい。

より安心感が高くそして親近感を持てるブランドが良いとなったら、「国産ブランド」が向いている。日本国内で作られた製品はやはり、作りが確かだ。例えばクルマでもそうだが、国産車は比較的に壊れにくい。スピーカーにおいてもその傾向が見て取れる。丁寧に作られたものが多く、耐久性にもこだわって設計されている場合も多い。

また、日本人の好みを考えて作られているモデルも多く、その点でも安心して使える。クセも少なく、音源に忠実であろうとする傾向も強い。真面目なモデルが多いのだ。

さらにはコストパフォーマンスが高い製品も多めだ。「海外ブランド」の製品と比べて流通コストが掛かりにくいという側面もあるので、そのことも少なからずコスパに好影響を与えているようだ。ものにもよるので一概には言えないが、外国から送られて来るモデルよりはリーズナブルな値付けが行いやすいであろうことは確かなはずだ。

そして何より「国産ブランド」には親近感が持てる。昔から馴染みがあったり、自分の住んでいる地域の近くに本社や工場があったりすればなおさら身近に思える。手堅いスピーカーが欲しいと思ったら、「国産ブランド」をターゲットにすると良いだろう。

海外ブランドのスピーカーの一例(フォーカル)。

「海外ブランド」には高級感があり、独特の魅力を湛えたモデルも多い!

対して「海外ブランド」には高級感があり、独特な魅力が備わっている製品も多い。例えば時計やバッグでも、気品が備わっていたりゴージャスな雰囲気をまとっているブランドが、海外には多くある。

カーオーディオスピーカーの「海外ブランド」の多くも、高級ブランドというイメージが強い。実際には大半のブランドがリーズナブルなエントリーモデルまでを擁しているが、フラッグシップ機が高額な名機であるケースが多く、それが“高級”というブランドイメージを確立させていたりするのだ。

なお、「海外ブランド」とひとくちで言いつつも、「アメリカンブランド」と「ヨーロピアンブランド」とではまた、カラーが異なっていたりもする。

傾向としては以下のとおりだ。「アメリカンブランド」の中には、快活でパワフルなサウンドを信条とするメーカーが多く、対して「ヨーロピアンブランド」の中には、繊細、豊潤、といったイメージの音を特長とする会社が多い。

もちろん各社ごとで、さらには製品ごとでも特長が異なるので決めつけるべきではないのだが、そういった傾向が少なからずあることもまた確かだろう。

なお、音の傾向の違いは言語や風土や文化の違いと関係があると言われることも多い。つまり、お国柄がサウンドとなって現れるということでもあるのだ。そのようなそれぞれのブランドごとの特長を知り、そしてその中から好みを見つけると、そのブランドの製品に対する愛着も一層強くなる。

海外ブランドのスピーカーの一例(モレル)。

「海外ブランド」の中の注目株を、一挙にピックアップ!

具体例を挙げて説明していこう。まずは「アメリカンブランド」から。日本でもお馴染みの「アメリカンブランド」といえば、“ロックフォード・フォズゲート”、“キッカー”、“JLオーディオ”、“アークオーディオ”等が挙げられる。なおこれら4つのうちの“アークオーディオ”以外のブランドは、野太いサウンドを特長としているイメージが強めだ。各社とも、「ヨーロピアンブランド」と比べてサブウーファーのラインナップも特に多く、その点でもそんなイメージがブーストされる。しかしながら昨今は各社とも、音質にこだわった製品やデジタル技術を駆使した革新的なモデルも多々擁するなどして多面性も持つ。結果、幅広いユーザーから支持を得ている。

なお“アークオーディオ”は「アメリカンブランド」の中にあって、比較的にHi-Fiメーカーというイメージが強めだ。同社は特にパワーアンプに名機を持ち、ハイエンド愛好家からの信頼も厚い。

一方日本でも馴染みのある「ヨーロピアンブランド」というと、“フォーカル”、“モレル”、“DLS”、“シンフォニ/クワトロリゴ”、“ブラックス”、“オーディソン”、“ブラム”、“グラウンドゼロ”等々がある。

ちなみに「ヨーロピアンブランド」はスピーカーに強みを発揮するケースが比較的に多めだ。“フォーカル”、“モレル”、“DLS”、“ブラム”あたりが特にそのイメージが強い。

そして各社のスピーカーは、それぞれだからこその魅力に満ちたサウンドを聴かせてくれる。色気のあるサウンドを欲するなら、「ヨーロピアンブランド」に狙いを定めて製品選びをすると、候補が多く挙がってくる。参考にしてほしい。

さて次回も、スピーカー選びにおけるこだわりポイントの解説を続行する。お楽しみに。

追求するほど楽しさ倍増! カーオーディオの“こだわりポイント”を大解説 Part1 スピーカー編 その2“ブランド”にこだわる!

《太田祥三》

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