新幹線は前年比20~30%台…JR旅客各社の年末年始、コロナ自粛で軒並み利用減

大雪予報もあり、この年末年始は混乱が続いた山形新幹線。新幹線では最大の落込みとなった。
大雪予報もあり、この年末年始は混乱が続いた山形新幹線。新幹線では最大の落込みとなった。全 2 枚

JR旅客6社は1月6日、年末年始期間(2020年12月25日~2021年1月5日)の平均利用状況(前年比)を明らかにした。

新幹線では、最も高かった線区がJR九州の九州新幹線(熊本~鹿児島中央)で39.8%、最も低かった線区がJR東日本の山形新幹線(福島~米沢)で25%。全体的には軒並み20~30%台に留まっている。

なお、九州新幹線では最混雑列車も発表されており、12月30日の『さくら553号』(博多14時4分発)では105%をマークしている。

在来優等列車も一部の列車を除いて同様の利用率に留まっており、50%を上回った列車は、62%となった『サンライズ出雲・瀬戸』(静岡~浜松)と、50%となったJR四国高徳線の下り『うずしお』だった。

下りのみだが、落込みが前年の半数に留まった高徳線の『うずしお』。下りのみだが、落込みが前年の半数に留まった高徳線の『うずしお』。

逆にもっとも低かった列車は、計画運休や海外渡航の制限などにより、3%の利用率に留まっているJR東日本の『成田エクスプレス』や、2%の利用率に留まっているJR西日本の『はるか』を除けば、羽越本線を走るJR東日本の『いなほ』で、22%に留まっている。

各社とも、新型コロナウイルスの感染拡大による帰省自粛が影響しているが、山形新幹線は山形~新庄間で大晦日18時頃から元日いっぱいにかけて計画運休を実施したことや、大雪の影響でダイヤの混乱があったことも響いている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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