輸入車販売、14.5%減の25万6096台…コロナ禍の影響大 2020年

メルセデスベンツ GLB
メルセデスベンツ GLB全 2 枚

日本自動車輸入組合は1月9日、2020年(1~12月)の輸入車新規登録台数(外国車メーカー)を発表。コロナ禍の影響が大きく、前年比14.5%減の25万6096台で2年連続のマイナスとなった。

なお、日本メーカー車の輸入車新規登録台数は同26.5%増の6万1837台で2年ぶりのプラス。これを合わせた合計では、同8.7%減の31万7933台で2年連続のマイナスとなった。

ブランド別ではメルセデスベンツが同14.3%減の5万7041台ながら、6年連続トップとなった。メルセデスベンツは2020年6月、都市型SUV『GLA』をフルモデルチェンジするとともに3列7人乗りの新型SUV『GLB』をリリース。9月には『Eクラス』大幅改良モデルを投入するなど、新型車効果により、1年を通して、月間販売トップをキープした。

一方、フォルクスワーゲン(VW)とBMWの2位争いは昨年同様、熾烈を極めた。結果、3万6576台を販売したVWが2位の座を奪還。3位BMWの年間販売台数は3万5712台、VWとの差はわずか864台だった。

続く4位アウディは6年連続の減少、5位MINIも2年連続のマイナス。コロナ禍により上位ブランドが苦戦する中、ポルシェは過去最高となる7284台で11年連続プラス、ジープも1万3588台と好調をキープした。

2020年輸入車販売台数ランキング

1位[1位]:メルセデスベンツ 5万7041台(14.3%減・3年連続減)
2位[3位]:フォルクスワーゲン 3万6576台(21.8%減・2年連続減)
3位[2位]:BMW 3万5712台(23.7%減・3年連続減)
4位[4位]:アウディ 2万2304台(7.9%減・6年連続減)
5位[5位]:MINI 2万0196台(15.2%減・2年連続減)
6位[6位]:ボルボ 1万5547台(16.3%減・6年ぶり減)
7位[7位]:ジープ 1万3588台(1.7%増・6年連続増)
8位[8位]:プジョー 1万0752台(1.2%増・11年連続増)
9位[9位]:ポルシェ 7284台(1.3%増・11年連続増)
位[10位]:ルノー 5964台(12.4%減・2年連続減)

※[]内は前年順位、()内は前年比

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  2. スバル初の小型クロスオーバーEV『アンチャーテッド』正式発表、2026年発売へ
  3. 大成建設、高速走行中の給電に成功、EV向け「無線給電道路」の実証実験で[新聞ウォッチ]
  4. 車内すっきり! ワンタッチでCarPlayがワイヤレスに、「OTTOCAST MINI」発売
  5. エブリイ&ハイゼットオーナー必見! 最新便利アイテムをレビュー[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る