地方鉄道沿線でオンデマンド交通サービス、ウィラーが実証実験へ

WILLER mobi
WILLER mobi全 2 枚

ウィラーは、交通サービスの確保による生活水準の向上と地域経済の活性化を目指し、AIオンデマンド交通サービス導入に向けた実証実験を1月26日から2月22日まで、京都丹後鉄道沿線地域で実施する。

【画像全2枚】

ウィラーは、2015年度から上下分離方式で運営されることになった京都丹後鉄道の運行を開始し、鉄道の魅力や利便性の向上、沿線地域交通の充実等に取り組んでいる。昨年度からはMaaSの実証実験に取り組み、日本初の距離制運賃に対応したQR決済システムも導入。今年度からは京都丹後鉄道の駅を拠点とした新たな交通サービスとして、AIオンデマンド交通を導入することを目指し、第1弾として京丹後市で実施する。

少子高齢化が進む京丹後市では、毎日の生活に必要な買い物、通院、通勤・通学などにてマイカーが欠かせない状況となっている。このような状況下にて、免許を返納したい高齢者の自由な外出や共働きによる家族の送迎の負担軽減などを実現する新しい交通サービスが求められている。

実証実験では、行きたい時に行きたいところへ自分の思い通りに動くAIオンデマンド交通「WILLER mobi」を提供する。WILLER mobiは、地域で暮らす人々が移動手段を共有する新しい交通サービス。どこかへ出かける際にアプリや電話で車両を呼び出すと、指定した場所へ10分程度での配車が可能で、目的地までスムーズに安心して移動でき、自宅から約2kmの生活圏内をちょい乗りしながら自由に移動できる。

ウィラーでは、実証実験を通じてAIオンデマンド交通に対するあらゆるニーズや課題を抽出し、それらを解決。商業施設の来店者増加や公共交通の利用者増加による地域経済活性化、その結果、人と街の絆がより深まるようなサービスの提供を目指していく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. MOMO、「レーシングシミュレーター用ステアリング」6モデルを1月9日発売
  2. 日産株価が3日続伸、SUV『パトロール』を日本市場に投入へ
  3. メルセデスベンツGLB新型、生産開始…最大航続631kmのEVを2026年春発売へ
  4. マツダ CX-5 新型、最高評価の5つ星獲得…ユーロNCAP
  5. スズキの新型Vツイン・アドベンチャー『SV-7GX』の新動画が公開! スペック&エンジン音をチェック
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る