ジープに復活のピックアップトラック『グラディエーター』、受注を欧州で開始…1-3月に発売へ

ジープならではの優れたオフロード性能にトルクフルなディーゼル

80以上の先進運転支援システム

第4世代の「Uconnect」システム

ジープ・グラディエーター
ジープ・グラディエーター全 14 枚

FCA(フィアット・クライスラー・オートモビルス)傘下のジープブランドは1月11日、ジープ『グラディエーター』(Jeep Gladiator)の受注を欧州で開始した。2021年第1四半期(1~3月)、欧州市場で発売される予定だ。

写真:ジープ・グラディエーター

ジープが市販ピックアップトラックをリリースするのは、ジープ『コマンチ』の生産を終了した1992年以来、およそ28年ぶり。FCAはラムブランドでピックアップトラックを展開しており、そのノウハウをジープブランドにも導入した。

ジープならではの優れたオフロード性能にトルクフルなディーゼル

ジープ・グラディエーターは、『ラングラー』の4ドアモデル、「アンリミテッド」がベースのダブルキャブ仕様となる。ラングラーならではの高いオフロード性能を受け継いだ。グラディエーターには、ルーフやドアパネルを取り外せる仕様も設定する。

ラングラー・アンリミテッドと比較すると、グラディエーターのフレームは787mm長く、ホイールベースは493mm長い。グレードに応じて、4WDシステムは「コマンドトラック」と「ロックトラック」の2種類があり、ともに低トラクション条件でも最適なグリップが得られる設計とした。「ヒルディセントコントロール」は8速ATと連携し、急な下り坂を一定速度で走行できるようサポートする。

欧州向けのパワートレインは、3.0リットルV型6気筒ターボディーゼルエンジンだ。最大出力は264hp、最大トルクは61.2kgmを引き出す。エンジンストップスタートの「ESS」システムを組み合わせる。このエンジンには、低回転域でも高いパフォーマンスを実現するように設計された低摩擦ベアリング付きターボチャージャーを採用する。トランスミッションは8速AT。オフロード走行中でも、エンジン出力を最適化することができるという。

80以上の先進運転支援システム

ジープ・グラディエーターには、80以上の先進運転支援システム(ADAS)が用意される。「ブラインドスポットモニター」は、自車と他車との間隔を監視し、側方や後方の死角に他の車両など物体が入ってきた時、ドアミラー上のアイコンの点灯または警告音でドライバーに知らせる。「リアクロスパスディテクション」は、シフトレバーを「R」に入れると起動し、後方を横切る車両や歩行者などを検知すると、アイコンの点灯およびチャイムでドライバーに警告する。

ダイナミックグリッドライン付き「ParkView」リアバックアップカメラは、シフトギアを「R」に入れると、自車のすぐ後方の様子をタッチパネルモニターに広角映像で表示する。映像にはステアリング角度に応じて曲がるダイナミックグリッドラインが表示され、パーキング時の後退操作をサポートする。障害物の存在を、適切なタイミングで映像や警告音で知らせる。オフロードカメラは、オフロード走行の際、フロントグリル内のカメラが前方の障害物を検出する。アダプティブクルーズコントロールも設定している。

第4世代の「Uconnect」システム

車載コネクティビティでは、第4世代の「Uconnect」システムを採用する。ピンチ・ズーム機能を備えた7.0インチまたは8.4インチのタッチパネルモニターが装備される。後席には2つのUSBポート、前席には2つのUSB-Cポートが装備され、各種メディアに接続できる。リアルタイム情報を提供するSiriusXMラジオ、トラベルリンク、交通、コネクテッドサービスなど、豊富なインフォテインメント機能を備えている。

Apple「CarPlay」では、「Siri」の音声コントロール機能に加えて、iPhoneとの間で車載ディスプレイとコントロールを統合する。

グーグルの「Android Auto」では、運転時に役立つ情報を共有し、グーグルの技術を最大限に活用できる。無料の音声案内ナビゲーション、ライブ交通情報、車線案内、「Google Play」ミュージックでの3000万曲のオンデマンドアクセス、「Googleマップ」、電話やメッセージを送受信する機能を備える。Android AutoではUconnectシステムのタッチスクリーンから人気のあるアプリやコンテンツに簡単にアクセスできるという。

《森脇稔》

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