ENEOS、原油処理装置の一部を廃止…電動シフトに備え

ENEOSの製油所・製造所の体制
ENEOSの製油所・製造所の体制全 1 枚

ENEOS(エネオス)は1月14日、根岸製油所(神奈川県横浜市磯子区)の原油処理装置の一部と潤滑油製造装置を、2022年10月を目途に廃止し、石油製品の生産・供給体制を再構築すると発表した。

国内の石油需要は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染拡大の影響や、低燃費車の普及によって減少しているほか、電動シフトによって今後も需要減少は避けらなない。アジアを中心とした国際競争も激化している。このため、石油生産能力を削減して、経営効率化を図る。

廃止するのは2系列ある常圧蒸留装置(トッパー)のうち、生産能力が日産12万バレルの第1トッパーと、その系列の二次装置である減圧蒸留装置、接触分解装置など。また、潤滑油製造装も廃止する。ベースオイル生産能力は年間27万キロリットル。

第1トッパーの廃止で、根岸製油所の原油処理能力は、日産15万バレルとなり、同社グループ合計では日産175万バレルとなる予定。

潤滑油は、他所からベースオイルを転送して製品製造と出荷は継続する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  3. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
  4. 【スズキ GSX250R 試乗】ハンドリングは「小さなハヤブサ」!? 250ccらしからぬ独自の存在感…伊丹孝裕
  5. 復活の『テスタロッサ』にスパイダー、ハードトップは14秒で開閉可能…最高速330km/h
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る