プジョー リフター に商用EV、航続は最大275km 2021年後半に欧州発売

ショートボディとロングボディの2種類を設定

急速充電ではバッテリーの8割を30分で充電可能

プジョーの「i-Cockpit」を導入

プジョー e パートナー
プジョー e パートナー全 17 枚

プジョー(Peugeot)は1月26日、『リフター』ベースの商用車『パートナー』のEV、『eパートナー』を2021年後半、欧州市場で発売すると発表した。

写真:プジョー e パートナー

eパートナーは、日本市場にも導入されているリフターの商用モデルをベースにしたEVだ。プジョーは2023年までに、全ラインナップに電動パワートレイン車を設定する計画で、この計画に沿って、eパートナーが登場している。

ショートボディとロングボディの2種類を設定

ラインナップは、ショートボディ(全長4400mm)と、ロングボディ(全長4750mm)の2種類が設定される。最大積載量は、3.3立方m(ショートボディ)から、4.4立方m(ロングボディ)まで。最大積載量は800kgとした。

マルチフレックスモジュラー折りたたみ式3シーターベンチにより、収納容量を増やすことができる。中央のシートクッションの下の収納スペースを活用することにより、積載スペースが最大500リットル増加する。

ナビゲーションシステムは、音声認識によって制御することができ、ナビゲーション、電話、ラジオの操作を可能にする。TomTomのLIVEサービスは、最適なルートを見つけるために、リアルタイムで交通データを提供する。充電ステーションの位置と空き状況も知ることができる。

急速充電ではバッテリーの8割を30分で充電可能

EVパワートレインのモーターは、選択した走行モードと運転条件に応じて、最適なトラクション性能を発揮する。「ノーマルモード」では、最大出力109hp、最大トルク21.4kgmを発生する。「エコモード」では、最大出力が82hp、最大トルクが19.4kgmに抑えられる。「パワーモード」では、最大出力136hp、最大トルク26.5kgmを獲得する。動力性能は、0~100km/h加速が11.2秒、最高速が130km/hだ。

バッテリーはリチウムイオンで、蓄電容量は50kWhとした。1回の充電での航続は、最大275km(WLTP計測)。航続を最大化するために、ブレーキや減速中のエネルギーを回収し、バッテリーに蓄える。回生ブレーキの強さは2段階に設定でき、回生ブレーキが強めに作動する。バッテリーは、車両のフロア下にレイアウトされており、荷室の積載性に影響を与えないという。

シンプルな標準ソケットによる充電から、バッテリーの80%を30分で充電できる急速充電まで、3つの充電方式が導入される。家庭用の8Aソケットまたは16Aソケットに対応しており、フル充電に、15~31時間かかる。

出力7.4~11kWのウォールボックス急速充電ユニットにも対応する。フル充電に要する時間は、単相7.4kWウォールボックスで7時間30分、三相11kWウォールボックスで5時間となる。

最大出力100kWの充電ステーションでも急速充電が行える。蓄電容量50kWhバッテリーの8割を30分で充電できる。

プジョーの「i-Cockpit」を導入

eパートナーにも、プジョーの「i-Cockpit」が導入された。コンパクトなステアリングホイールの採用をはじめ、ギアボックスコントロールなどの各種操作系が、手の届くところにレイアウトされる。センターコンソールの「eトグルスイッチ」によって、「P、R、N、D」を切り替える。エコ、ノーマル、パワーの3つの走行モードを設定できる。

5インチのタッチスクリーンには「エネルギー」メニューがあり、エネルギーフロー、バッテリーの充電レベル、電費などの情報を表示する。高解像度の10インチデジタルパネルが、オプションで選択できる

「MyPEUGEOT」アプリを使用すると、バッテリーの充電を遠隔で管理し、車両の充電レベルなどをリモートで確認できる。スマートフォンやタブレット端末から、充電を管理できる。乗車前に空調を最適に設定しておくことも可能だ。

「Free2Move」アプリは、充電と駐車を容易にし、22万か所を超える充電ステーションにアクセスできるように支援する。車両の航続とルート沿いに存在する充電ステーションに配慮して、最適なドライブ計画を立ててくれる。

《森脇稔》

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