Jパワー、豪州で次世代エネルギー水素の製造を開始…日本に輸送へ

褐炭ガス化・水素精製設備
褐炭ガス化・水素精製設備全 3 枚

電源開発(Jパワー)は2月1日、次世代環境対応エネルギーとして注目されている水素を、褐炭ガス化・水素精製設備で製造開始したと発表した。

豪州ビクトリア州の褐炭から水素を製造・貯蔵・輸送し、日本国内における水素エネルギー利用までをサプライチェーンとして構築する「日豪水素サプライチェーン構築実証プロジェクト」の一環。

褐炭は、石炭化度が低く水分や不純物が多い低品位な石炭。豪州ビクトリア州には大量の褐炭が存在しているが、水分を多く含み、乾燥すると自然発火のリスクが高いことから輸送が難しく、採掘地周辺の発電所での消費といった限定的にしか利用されていない。

Jパワーは、プロジェクトで未利用の褐炭から水素を製造する分野を担当している。今回、豪州ビクトリア州ラトロブバレーで水素を製造する実証設備が竣工し、褐炭ガス化による水素製造を開始した。今後、豪州ビクトリア州ヘイスティングス港で水素の液化と液化水素運搬船に積載し、神戸空港島の液化水素受入基地まで海上輸送する。

ラトロブバレー位置ラトロブバレー位置

プロジェクトには、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、豪州政府の補助金を受けて技術研究組合CO2フリー水素サプライチェーン推進機構(HySTRA)と豪州側のコンソーシアムが参画している。

《レスポンス編集部》

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