メルセデスAMGの電動ハイパーカー、F1ゆずりのパワーで1000馬力超…最新プロトタイプ[動画]

サスペンションはF1マシンと同様のプッシュロッド式

0-200km/h加速6秒以下で最高速350km/h以上

EVモードでは最長25kmをゼロエミッション走行

可動式フェンダーダクトやアクティブリアウイングを採用

メルセデスAMG プロジェクトワン のプロトタイプ
メルセデスAMG プロジェクトワン のプロトタイプ全 8 枚

メルセデスベンツの高性能車部門のメルセデスAMGは2月1日、現在開発中の新型ハイパーカーのメルセデスAMG『プロジェクトワン』(Mercedes-AMG Project ONE)の最新プロトタイプの映像を公開した。

写真:メルセデスAMG プロジェクトワン のプロトタイプ

メルセデスAMGプロジェクトワンは、メルセデスAMGの創業50周年を記念し、F1技術を搭載した公道走行可能なハイパーカーとして、開発を進めているモデルだ。

サスペンションはF1マシンと同様のプッシュロッド式

メルセデスAMGプロジェクトワンでは、サスペンションをF1マシンと同様のプッシュロッド式とし、サーキットの特性に合わせて調整可能とした。ABSは標準装備で、ESPは3段階で調整できる。 ESPの「SPORT」はハンドリングモードで、システムが介入する前に、より大きなヨーアングルを可能にする。

専用のセンターロック付き10本スポーク鍛造アルミホイールは、カーボンファイバー製のセミカバーが付き、ホイール周辺の空気の流れを最適化する。スポーク部分には3つの換気スロットがあり、ブレーキの熱を放出する。セラミックブレーキシステムも装備している。

インテリアには、2つの高解像度10インチディスプレイを採用した。F1スタイルのステアリングホイールは、上部と下部がフラットなデザインだ。走行モードやサスペンションの設定、LEDシフトディスプレイなどの調整機能が付く。ルームミラーは、カメラの「ミラーカム」からのリアルタイム映像を表示するスクリーンに置き換えられている。

0-200km/h加速6秒以下で最高速350km/h以上

メルセデスAMGプロジェクト ワンのパワートレインでは、F1マシン譲りの1.6リットルV型6気筒ガソリンターボエンジンをミッドシップに搭載する。ピストンやクランクシャフト、電装システムが専用設計となり、エンジンは1万1000rpmと非常に高回転まで回るのが特長だ。最大出力は680hp以上を発生する。

この1.6リットルV型6気筒ターボエンジンに、フロント2個(163hp×2個)、ターボチャージャーとエンジンにそれぞれ1個の合計4個のモーターを組み合わせたプラグインハイブリッド(PHV)とし、加速時などにエンジンのパワーをアシストする。PHVシステム全体では、1000hp以上のパワーを獲得する。

トランスミッションは8速の「AMGスピードシフト8」で、駆動方式は4WDだ。メルセデスAMGプロジェクトワンは、0~200km/h加速6秒以下、最高速350km/h以上の優れたパフォーマンスを可能にする。

EVモードでは最長25kmをゼロエミッション走行

二次電池はリチウムイオンバッテリーで、F1のテクノロジーを導入する。バッテリーセルとその配置、冷却システムには、メルセデスAMGペトロナスのF1マシンと同じ技術を使用する。リチウムイオンバッテリー、12 Vの車載電気システム向けのDC/DCコンバーターは、フロントアクスル後方の車両フロアにコンパクトに搭載される。

高電圧の「EQ Power +」プラグインハイブリッド(PHV)システムは、通常の400ボルトではなく800ボルトで作動する。電圧レベルが高いため、ケーブルの太さを細くでき、それに応じてスペースと重量を節約した。

走行モードは、EVモードからラップタイムを追求するダイナミックモードまで、複数のモードを用意する。EVモードでは最初、フロントの電気モーターだけで駆動し、加速をサポートする。ドライバーがアクセルをより深く踏み込むと、V6エンジンが始動する。レーススタート機能を使用すると、さらに加速性能が引き上げられる。EVモードでは、最長で25kmのゼロエミッション走行が可能だ。

可動式フェンダーダクトやアクティブリアウイングを採用

メルセデスAMGは今回、メルセデスAMGプロジェクトワンの最新プロトタイプの映像『Formula 1 Power』を公開した。赤をアクセントに配したカモフラージュを施したプロトタイプ車が、サーキットで開発テストを行う様子を紹介している。

映像では、フロントフェンダー左右の可動式ダクトやアクティブリアウイングを備えたプロトタイプが、刺激的なサウンドを聴かせてくれる。メルセデスAMGは、「E PERFORMANCE」に備えてほしい、としている。

《森脇稔》

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