ホンダ CR-V e:HEV、欧州2021年型に設定…ハイブリッド改め

2.0リットルエンジンに2個のモーターの組み合わせ

走行モードは3種類

スマートフォンと連携する「ホンダコネクト」

ホンダ CR-V の「e:HEV」(欧州仕様)
ホンダ CR-V の「e:HEV」(欧州仕様)全 12 枚

ホンダの欧州部門は2月5日、『CR-V』(Honda CR-V)の2021年モデルを発表した。従来の『CR-V ハイブリッド』が、『CR-V e:HEV』 の新名称を採用している。

写真:ホンダ CR-V の「e:HEV」(欧州仕様)

「e:HEV」は、ホンダの欧州向け電動パワートレイン車に付される名称だ。欧州仕様はハイブリッド車のみとなる新型『ジャズ』(日本名:『フィット』新型に相当)に続いて、e:HEVの名称が、CR-Vにも冠された。

ホンダは欧州市場に、新型ジャズ、EVの『ホンダe』、CR-Vなどを投入することにより、2022年までにヨーロッパのラインナップの100%を電動化するというコミットメントを掲げている。e:HEV仕様のCR-Vには、青いホンダエンブレムが装備されており、低排出ガス車であることを強調している。

2.0リットルエンジンに2個のモーターの組み合わせ

ホンダのハイブリッド技術がSUVに搭載されるのは、欧州ではCR-Vが初めて。新世代のハイブリッドシステムは、エンジンがアトキンソンサイクルの2.0リットル直列4気筒ガソリン「i-VTEC」だ。ホンダの量産エンジンとして、最高の40%以上の熱効率を持つ2.0リットル直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジンとなる。最大出力は145ps/6200rpmを発生する。

これに2個のモーターを組み合わせた。ハイブリッドバッテリーパックとその制御システムを含むインテリジェントパワーユニット(IPU)は、コンパクト設計とし、リアフロア下にレイアウトした。これにより、トランク容量を確保し、後席も60対40分割可倒式として、実用性を引き上げている。

モーターは、最大出力184ps、最大トルク32.1kgmを引き出す。このハイブリッドシステムでは、従来のトランスミッションを不要とした。単一の固定ギア比となっており、ハイブリッドシステムのトルクを滑らかに伝達する。

走行モードは3種類

ハイブリッドシステムは、ゼロエミッションのEVドライブ、ハイブリッドドライブ、エンジンドライブの3種類の走行モードを、走行状況に応じて自動で切り替える。都市部の走行状況では、ほとんどがハイブリッドドライブとEVドライブとなり、燃費を追求する。エンジンドライブは、力強い加速や効率的な高速走行のために、必要に応じて作動する。動力性能は、0~100kmh加速がFF8.6秒、4WD8.9秒、最高速は180kmhだ。

バッテリーはリチウムイオンで、EVモードでは、およそ2kmのゼロエミッション走行が可能だ。FF仕様車の場合、WLTPサイクルによる欧州複合モード燃費は15.1km/リットル、CO2排出量は151g/kmとなる。

最新の「ホンダセンシング」として、前方衝突警告(FCW)や歩行者検知機能を備えた衝突軽減ブレーキ(CMBS)を標準装備する。低速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロールとレーンキーピングアシストも標準採用されている。

スマートフォンと連携する「ホンダコネクト」

最新の車載コネクティビティを採用した。欧州仕様では、スマートフォンとの連携を強化する。Appleの「CarPlay」 とグーグルの「Android Auto」に対応させた。これにより、ダッシュボード中央の「ホンダコネクト」のモニター画面の操作や音声認識を通じて、スマートフォンのさまざまな機能が利用できる。

また、ドライバー正面のメーター内には、7インチのドライバーインフォメーションモニターを設置した。このデジタルメーターには、速度やエンジン回転数、燃料残量、水温などの情報をはじめ、SMSや電子メールのテキスト表示も可能にした。音声を使ってメールに返答することもできる。

さらに、ステアリングスイッチを採用した。ブルートゥースによるスマートフォンのハンズフリー操作やドライバーインフォメーションモニターの各種設定が行える。この他、前後席にはUSBポートを複数装備しており、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機器などの電子機器を充電できる。「DII」(ビークル・ドライバー・インフォメーション・インターフェイス)と呼ばれるインフォメーションディスプレイを装備した。リチウムイオンバッテリーの充電、ハイブリッドシステムの作動状況など、各種情報を表示する。

《森脇稔》

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