テュフ、自動車のサイバーセキュリティ認証にかかわる支援サービスを開始

テュフ ラインランド
テュフ ラインランド全 1 枚

テュフ ラインランド ジャパンは2月9日、「自動車のサイバーセキュリティ認証にかかわる支援サービス」の提供を開始した。

新サービスは、国際連合欧州経済委員会(UNECE)で制定された国連規則 UN-R155/R156 とISO/SAE 21434に対応。サイバーセキュリティ管理システムとソフトウェアアップデート管理システムの認証から、サイバーセキュリティおよびソフトウェアアップデートの車両型式認証に関連する支援を提供する。

昨今の自動車は、高度な自動運転支援などの先端技術の実装に伴い、車載マイクロコントローラの数は最大150に達する。また、これらマイクロコントローラーのソフトウェア処理は1億ステップにのぼり、2030年までに3億ステップに達すると予測されている。これに加え、自動車はワイヤレスネットワークやスマートフォンとの接続により外部世界とのつながりを深めており、ここに重大なサイバーセキュリティの脅威が潜んでいる。

この高度化された自動車のセキュリティ確保のために、2020年6月に開催された自動車基準調和世界フォーラム(WP29)では、UN-R155/R156が合意され、サイバーセキュリティ管理システム(CSMS)とソフトウェアアップデート管理システム(SUMS)、およびサイバーセキュリティとソフトウェアアップデートの車両型式認証の要件が制定された。また、CSMS認証のガイドラインとなる自動車のサイバーセキュリティ国際規格ISO/SAE DIS 21434「路上走行車―サイバーセキュリティ工学(草案)」は2020年2月に発行。今後、UN-R155/R156およびISO/SAE 21434に対応したサイバーセキュリティ管理システムおよびソフトウェアアップデート管理システムの構築と運用が重要になってくる。

今回テュフ ラインランドが提供する「自動車のサイバーセキュリティ認証にかかわる支援サービス」は、UN-R155/R156およびISO/SAE 21434に対応。EU各当局よりテクニカルサービスとして指定を受けている同社の知識と経験を生かした支援を一貫した体制で提供し、車両の開発段階からサイバーセキュリティおよびソフトウェアアップデートの車両型式認証までに必要とされる支援を行う。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る