ブリヂストン、2020年12月期連結業績予想を上方修正---需要回復基調が継続

ブリヂストンは、11月12日に公表した2020年12月期(2020年1月-12月)の連結業績予想を上方修正すると発表した。

修正予想は売上高が2兆9900億円(前回予測比+1000億円)、調整後営業利益が2220億円(同+720億円)、純損失は240億円(同+360億円)とした。

前回の業績予想は、第4四半期に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)再拡大に伴う需要減少の影響を大きく受けることを前提に算出していたが、結果として、需要減少影響は限定的に留まり、トラック・バス用タイ ヤを中心に第3四半期からの需要回復基調が継続。前回予想時に計画していたタイヤ販売を大きく上回った。

乗用車・小型トラック用タイヤに関しては、COVID-19再拡大により、11月以降、欧米で需要がやや軟化したものの、高インチタイヤ販売は強く推移。また新車用タイヤについては、需要回復基調が第4四半期も継続し、回復がより鮮明となった。

トラック・バス用タイヤに関しては、COVID-19再拡大の中でも、補修用タイヤ需要が特に堅調に推移し、前年を上回る水準まで回復。新車用タイヤの需要回復基調は、第4四半期も継続した。

鉱山車両用タイヤに関しては、鉱物ごとに稼働状況にばらつきがあり、超大型タイヤに需要の弱さが見られたものの、大型・中小型タイヤでは、建設需要を中心に、上期の需要落ち込みから大きく回復した。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る