大都市の信号機を協調制御する手法---豊田中央研究所と東大が共同開発

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豊田中央研究所と東京大学は2月10日、量子コンピュータの一種である量子アニーリングマシンを使って大都市の信号機群を協調制御する手法を開発したと発表した。

今回、都市全体の交通状況を考慮した信号機群の最適制御を、量子コンピュータの一種である量子アニーリングマシンを用いて全体として最適化する技術を開発した。

交通流の偏りを最小化するように各交差点の信号機の状態を決める最適化問題を、各時刻で量子アニーリングマシンによって求解した。これによって大規模な最適化問題を解くことができる。

D-Waveの量子アニーリングマシンを用いたモデル都市に対する数値実験によって、車両のスムーズな流れが、従来の制御手法と比べて10%向上することが明らかになった。

今後、量子コンピュータ開発の進展が見込まれることから、実際の都市の信号機群を都市全体の交通状態に応じて高速、効率的に制御するため基盤技術として期待されるとしている。

《レスポンス編集部》

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