ポールスターの609馬力PHV、最終モデルの受注を開始…年内生産終了へ

ボルボカーズから独立したポールスターの最初の市販モデル

ターボとスーパーチャージャーでW過給

2-3年のサブスクを前提に100%オンラインで受注

ポールスター 1
ポールスター 1全 6 枚

ボルボカーズ傘下の高性能車開発メーカーのポールスターは2月11日、ブランド初の市販車の『ポールスター1』(Polestar 1)の最終モデルの受注を開始した、と発表した。2021年内に生産を終了する予定だ。

写真:ポールスター 1

ボルボカーズから独立したポールスターの最初の市販モデル

ポールスター1は、ボルボカーズから独立した電動高性能車ブランドに位置付けられるポールスターの最初の市販モデルだ。プラグインハイブリッド(PHV)の高性能な2+2のグランドツアラークーペとなる。

ポールスター1は、ボルボカーズの新世代プラットフォームの「SPA」(スケーラブル・パフォーマンス・アーキテクチャ)がベースだ。ただし、その約50%は、ポールスターの独自設計となる。

ポールスター1には、ダイナミックな走行性能を実現するために、多くの新技術を採用している。そのひとつが、オーリンズ製の連続制御電子サスペンション「CESi(Continuously Controlled Electronic Suspension)」を導入したシャシー技術だ。また、車体をカーボンファイバー製にすることにより、車両重量を軽量化し、ねじり剛性を45%引き上げ、重心を低くした。

ターボとスーパーチャージャーでW過給

さらに、ポールスター1には、トルクベクタリングを可能にするダブル電動リアアクスルを採用した。これにより、4輪の加速を最適化し、路面グリップを最大に保ちながら、コーナリングスピードを追求している。フロントブレーキは、6ピストンとした。

プラグインハイブリッド(PHV)パワートレインは、2.0リットル直列4気筒ガソリン「Drive-E」エンジンが前輪を駆動し、2個のモーターが後輪を駆動する4WDとなる。このエンジンは、ターボとスーパーチャージャーでダブル過給されるのが特長だ。PHVシステム全体で、最大出力609hp、最大トルク102kgmを発生する。

フロントには、スタータージェネレーターが組み込まれた。バッテリー(二次電池)は、蓄電容量が34kWh。これにより、EVモードでは、最大124km(WLTP計測)のゼロエミッション走行を可能にしている。

2-3年のサブスクを前提に100%オンラインで受注

ポールスター1は100%オンラインで注文を受け付け、2~3年のサブスクリプションを前提に受注している。デポジットなし、すべて込みのサブスクリプションでは、引き取り、配送サービスやボルボカーズとポールスターの代車貸し出しが追加され、すべてまとめて月払いとなる。

定額サブスクリプションは、ポールスター車を所有することが手間のかからない顧客体験になることを意味するという。例えば、「フォン・アズ・キー(Phone-As-Key)」技術を利用すると、車両のオーナーは第三者とバーチャルキーを共有したり、他の多くのオンデマンド機能にアクセスしたりできるようになる。このコンシェルジュサービスがあれば、顧客は運転を楽しむことに集中できるという。

ポールスター車の注文やコンフィギュレーションは、ポールスターのアプリかウェブサイトを使って、オンラインで行う。ブランドと直接関わりたいと望んでいる顧客は、世界中に展開している「ポールスター・スペーシズ(Polestar Spaces)」のネットワークが利用できる。

ポールスター1は、中国成都にあるポールスター専用プロダクションセンターで生産されている。ポールスター1の生産は、2021年内に終了する予定、としている。

《森脇稔》

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