ブガッティ シロン にピンクツートンのワンオフ、夫から妻へのプレゼント

顧客がフランス本社を訪問してワンオフカスタマイズの方向性を決定

シルクロゼ+マットブランのエクステリア

8.0リットルW16気筒ターボは最大出力1500hp

ブガッティ・シロン・スポール のワンオフモデル
ブガッティ・シロン・スポール のワンオフモデル全 13 枚

ブガッティは2月12日、『シロン・スポール』(Bugatti Chiron Sport)をベースにしたワンオフモデルを発表した。ある顧客が、妻へのプレゼントとしてオーダーした1台という。

顧客がフランス本社を訪問してワンオフカスタマイズの方向性を決定

このワンオフモデルは、ブガッティのカスタマイズのほぼ無限の可能性を象徴しているという。顧客の要望を聞きながら、ブガッティのデザインとセールスチームが、顧客のビジョンを実現するために必要なすべてのことを行った。英国ロンドンのブガッティ販売店の「HRオーウェン・ブガッティ」の知識豊富なブランドアンバサダーは、ブガッティのフランス・モルスハイム本社のデザイン部門と協力して、マットブランとシルクロゼで仕上げられた世界に1台のシロン・スポールを完成させた。このシロン・スポールは、「アリス」と命名されている。

HRオーウェン・ブガッティのブランドアンバサダーは、フランスのモルスハイムのブガッティ本社を訪問する顧客に同行した。モルスハイム本社では、顧客がブランドの豊かな歴史と製品ラインナップを実際に体験できると同時に、何百、何千ものデザインオプションを見て、カタログの豊富な製品リストを確認することもできた。顧客の夢を実現するために努力しているブガッティのデザインとセールスチームも、顧客と対面している。

シルクロゼ+マットブランのエクステリア

顧客の要望を反映した結果、シルクロゼのボディカラーが、アウターシェルとロアボディトリムのマットブランカラーと組み合わせられた。アルミホイールもマットブランカラーで仕上げている。

インテリアは、「グリス・ラファーレ」色で仕上げられたレザーに、アルカンターラ素材を組み合わせた。コンフォート仕様のシートのヘッドレストには、特別に「Alice」のロゴステッチが施された。また、キャビンの複数の場所には、「シロン・スポール」のステッチが添えられた。ドアシルはアルミで仕上げられ、シルクロゼカラーのAliceの文字が添えられている。

なお、シロンのベース価格は、265万ユーロ(約3億3800万円)。このワンオフモデルの価格は、公表されていない。

8.0リットルW16気筒ターボは最大出力1500hp

ミッドシップに搭載される8.0リットルW16気筒+4ターボは、2ステージターボ化されており、最大出力1500hp/6700rpm、最大トルク163kgm/2000-6000rpmを引き出す。先代の『ヴェイロン』の最大出力1200hp、最大トルク153kgmに対して、300hp、10kgm強化された。

トランスミッションは7速デュアルクラッチ「DSG」で、駆動方式は4WDだ。0~100km/h加速2.5秒、最高速420km/h(リミッター作動)という世界最高峰の性能を備えている。

シロン・スポールでは、さらなるパフォーマンスが追求されており、ハンドリング性能を中心に、変更を施している。車両重量は18kg軽量化。「ダイナミック・ハンドリング・パッケージ」では、サスペンションが引き締められ、「ダイナミック・トルク・ベクタリング」機能が備わる。

また、シロン・スポールでは、いっそうシャープなハンドリングと爽快な走行性能を目指して、より強固なシャーシを追求している。これは、シロンならではのラグジュアリーなキャラクターを損なうことなく、よりパフォーマンス重視の軽量コンポーネントを導入した結果、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る