三菱 アウトランダー 新型、2万5795ドルから…4月の北米を皮切りに世界市場に投入

新世代の「ダイナミックシールド」デザイン

セグメントで唯一の3列7シートを標準装備

新開発の車台に最大出力181hpの2.5リットル直4エンジン搭載

三菱 アウトランダー 新型(北米仕様)
三菱 アウトランダー 新型(北米仕様)全 25 枚

三菱自動車の米国部門は2月17日、『アウトランダー』(Mitsubishi Outlander)新型の米国ベース価格を、2万5795ドルと発表した。4月の北米を皮切りに、世界市場に投入される予定だ。

新型アウトランダーは、三菱自動車の新しいデザインの方向性に加えて、三菱自動車に期待されるプレミアム品質、タフなパフォーマンス、革新的なテクノロジーを備えているという。

新型アウトランダーは、三菱自動車のフラッグシップに位置付けられる。三菱自動車がこれまでに開発した車両の中で、最も装備が充実している、と自負する。新型アウトランダーは2021年4月、北米市場で最初に販売を開始し、他のグローバル市場でも順次発売される予定だ。

新世代の「ダイナミックシールド」デザイン

新型アウトランダーのコンセプトは、「威風堂々」。この威風堂々に基づいて、大幅にアップグレードされたスタイリング、ロードパフォーマンス、高い品質を備えた信頼性の高いSUVに仕上げているという。三菱自動車は新型アウトランダーの発売により、まずは北米市場での販売台数を増やし、次にグローバルな成長を目指していく。

新型アウトランダーは4世代目モデルだ。エクステリアは、筋肉質なフェンダー、大胆なプロポーション、18インチアルミホイール(20インチはオプション)などを備える。ブランドの新世代「ダイナミックシールド」フロントマスクと新デザイン言語も、新型アウトランダーに最初に取り入れられた。

新型のボディサイズは、全長4710mm、全幅1862mm、全高1748mm、ホイールベース2706mm。従来型に対して、15mm長く、51mmワイド、38mm背が高い。ホイールベースは36mm延びている。

セグメントで唯一の3列7人乗りシートを標準装備

新型アウトランダーのインテリアは、従来型に対して、ゆとりが増した。とくに、ショルダールームは35mmプラスの1472mmに広がっている。

新型は、静かで落ち着いた空間を目指した。ひとクラス上の素材や、セグメントで唯一の3列7人乗りシートを標準装備した。オプションで、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、9インチのセンタースクリーンが選択できる。スマートフォンのワイヤレス充電も可能になった。グーグルの「Android Auto」とワイヤレスのApple 「CarPlay」にも対応している。

新型アウトランダーは、全モデルにUSB-AおよびUSB-Cポート、トリムレベルに応じて、アダプティブクルーズコントロールとレーンキープアシストを備えた「MI-PILOTアシスト」ドライバーアシスタンスシステム、セミアニリンレザーシート、「what3words」テクノロジーを導入したナビゲーションシステムを装備できる。10.8インチのフルカラーヘッドアップディスプレイ(HUD)、「Mitsubishi Connect」スマートカーシステム、10スピーカーのBOSE製オーディオシステムも選択することも可能だ。

新開発の車台に最大出力181hpの2.5リットル直4エンジン搭載

エンジニアリングのベースも一新された。新開発のプラットフォームに、2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジン(最大出力181hp/6000rpm、最大トルク25kgm/3600rpm)を組み合わせる。最大出力は従来型に対して8.9%引き上げながら、燃費は2.6%改善しているという。トランスミッションは8速スポーツモード付きのCVT。ラリーから派生した三菱独自の「S-AWC」(スーパー・オール・ホイール・コントロール)システムも採用している。

新開発の「ドライブモードセレクター」により、6種類のモードが切り替えられ、パフォーマンスとグリップを走行条件に合わせて調整し、オンロードとオフロードのパフォーマンスを追求している。4WDモデルだけでなく、2WDモデルにもドライブモードセレクターが装備された。2WDモデルでは5種類のモードから選択できる。

なお、三菱モータースノースアメリカは現在、新しいCIを導入したショールームを全米に展開している。新型アウトランダーが、そのプログラムの集大成になる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 軽自動車よりも小さい! 15歳から運転できるオペル、約132万円から販売
  3. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る