ルノーが2年連続の赤字、新型コロナの影響 2020年通期決算

ルノー・クリオ(日本名:ルーテシアに相当) 新型
ルノー・クリオ(日本名:ルーテシアに相当) 新型全 3 枚

ルノーグループ(Renault Group)は2月19日、2020年の通期(1~12月)決算を発表した。

同社の発表によると、グループ全体の売上高は434億7400万ユーロ(約5兆5590億円)。前年の555億3700万ユーロに対して21.7%減と、3年連続で前年実績を下回った。

また、2020年通期の最終損益は、80億0800万ユーロ(約1兆0240億円)の赤字となった。赤字は2年連続で、赤字幅は前年の1億4100万ユーロから拡大している。

赤字決算となった要因は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の影響で、新車販売が落ち込んだため。2020年の世界新車販売台数は294万9849台。前年比は21.3%減と、2年連続で前年実績を下回った。

全販売台数294万9849台の主な内訳は、乗用車が前年比22.2%減の243万0848台と、3年連続のマイナス。LCV(小型商用車)は、16.8%減の51万9001台とマイナスに転じた。また、ブランド別では、ルノーが前年比24.1%減の178万7121台と、3年連続で減少した。

市場別実績では、欧州が2020年、144万3917台を販売した。前年比は25.8%減と8年ぶりに前年実績を下回った。地元フランスでの市場シェアは、26.1%。欧州では2020年、『クリオ』(日本名:『ルーテシア』に相当)が22万7079台を販売した。新型効果で、欧州Bセグメントの最量販車となっている。

《森脇稔》

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