ポルシェ、タイカン クロスツーリスモ を発表…オールラウンドEVは761馬力、荷室1200L、オフロードも可

ポルシェ・タイカン・クロスツーリスモ
ポルシェ・タイカン・クロスツーリスモ全 8 枚

ポルシェはドイツ時間4日、『タイカン・クロスツーリスモ』を発表した。ポルシェ最初のフル電動スポーツカーである「タイカン」レインジに追加されたオフロード走行も可能な仕様だ。

スポーツサルーンのタイカンと同様、タイカン・クロスツーリスモも800ボルトで構成される電気駆動システムをもつ。最強グレードの「タイカン・ターボSクロスツーリスモ」で最高出力は560kW(761PS)、0-100km/h加速は2.9秒という数字だ。この仕様で航続は388~419km、もっとも長い仕様で456kmまでとなっている。

タイカン・クロスツーリスモは4輪を駆動し、アダプティブ・エアサスペンションを備える。後席のヘッドルームはスポーツサルーンと比べるとプラス36mm、大きなテールゲートから出し入れできる荷室の容量は1200L以上あり、「クロスツーリスモはまさしくオールラウンダーである」と、ポルシェは自信を見せる。

タイカン・クロスツーリスモはこの夏から各地の市場に順次投入される。ドイツでの価格は9万3635ユーロ=約1200万円から(付加価値税込み)。

タイカン・クロスツーリスモはモデル発表時点で以下の4仕様が設定された。

●タイカン4クロスツーリスモ……出力:280kW(380PS)、ローンチコントロール時オーバーブースト:350kW(476PS)、0-100km/h加速:5.1秒、最高速:220km/h、WLTP航続:389~456km

●タイカン4Sクロスツーリスモ……出力:360kW(490PS)、ローンチコントロール時オーバーブースト:420kW(571PS)、0-100km/h加速:4.1秒、最高速:240km/h、WLTP航続:389~452km

●タイカン・ターボ・クロスツーリスモ……出力:460kW(625PS)、ローンチコントロール時オーバーブースト:500kW(680PS)、0-100km/h加速:3.3秒、最高速:250km/h、WLTP航続:395~452km

●タイカン・ターボSクロスツーリスモ……出力:460kW(625PS)、ローンチコントロール時オーバーブースト:560kW(761PS)、0-100km/h加速:2.9秒、最高速:250km/h、WLTP航続:388~419km

ポルシェでは新型車の登場について「サステイナブルなモビリティへの過程をシステマティックに進行している」と表現する。オリバー・ブルーメ会長はクロスツーリスモの発表に当たって次のように語った。

「ポルシェはサステイナブルなモビリティの先駆者であると自覚している。2025年までに新車の半数をフルEVかPHVの電動車にする。2020年の欧州市場では3台に1台のポルシェが電動パワートレインを搭載していた。未来は電動モビリティにある。タイカン・クロスツーリスモで我々はまた大きく1歩前進した」

《高木啓》

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