高耐久スマホが5Gに、京セラ「TORQUE」新型発表---アクションカメラも搭載

京セラTORQUE 5G
京セラTORQUE 5G全 13 枚

京セラは3月16日、5G対応スマートフォン『TORQUE(トルク)5G』の発表会を開催した。トルクと言えば、高い耐久性がウリだが、今回の新製品には新しい機能がいくつか搭載されているという。3月26日からau向けの新製品としてKDDIから販売される。

冒頭挨拶に立った通信機器事業本部長の厳島圭司取締役執行役員常務は「トルク5Gは京セラとして、国内市場に初めて投入する5G製品で、国内初の高耐久スマートフォンになる」と述べ、「京セラだからこそ、価値を大切にし、他社の端末とは違い、特徴ある5Gを中心に今後もラインナップを展開していく」と強調した。

その自慢の耐久性には今回さらに磨きかかかったそうだ。MIL規格21項目や京セラ独自の耐薬品試験など、トルク史上最多となる28項目の試験を行い、それをすべてクリア。例えば、サンドペーパーを敷いた鉄板の上に高さ約2.0mから落下させても問題なく、端末が汚れた場合でも泡ハンドソープでの洗浄や、アルコール除菌シートでの拭き取りも大丈夫だ。

さらに、アウトドアでの活動を楽しくするカメラ機能を新搭載した。その1つが被写体と撮影者を同時に撮影できるマルチカメラだ。約2400万画素、F値1.8のメインカメラと約1600万画素、F値2.2のワイドカメラを同時撮影し、それぞれを組み合わせて1枚の写真や動画として撮影することができる。京セラTORQUE 5G:プッシュムービー京セラTORQUE 5G:プッシュムービー

また、本体側面のカメラボタン、またはダイレクトボタンを押している間だけ、ムービーの録画ができるプッシュムービー機能を新搭載。これによって、アクティビティ中の撮りたいシーンのみを簡単に撮影することができるようになった。

そのほか、薄暗い環境でも明るい写真を撮影できるナイトモードや、最大360度分のパノラマ写真も撮影できるパノラマモードも新搭載。目の前の映像に日時、速度、高度、天気などの情報を重ねて撮影できる「Action Overlay」機能や、バイク、釣りに最適なトルク独自機能も引き続き搭載し、水中での撮影も可能だ。TORQUE 5G Coleman LIMITEDTORQUE 5G Coleman LIMITED

今回のトルク5Gでは、アウトドア用品のコールマンとコラボレーションし、「トルク5G Coleman LIMITED」モデルを期間限定で予約販売する。予約受付期間は3月17日~5月5日。デザインはコールマンのシンボルカラーであるレッドをベースに、コールマンの世界観を表現した完全オリジナルのカモフラージュ柄を取り入れた。

「私が1年前にコラボの話を社員から聞いたとき、2つ返事でやろうと伝えた。私は仕事柄、キャンプに行ったり、海に行ったりしている。いつも万全の準備をして出かけているが、唯一の不安がスマホだった。落として壊さないか心配だった。これで安心してキャンプに行けるようになった」とコールマンジャパンの中里豊社長は話す。

今年創業120周年を迎えるコールマンでは、今回のコラボレーションを記念し、120周年記念の7商品が抽選で当たる「コールマンコラボキャンペーン」を実施する。

au以外のユーザーにとっては残念だが、トルク5Gはツーリングを楽しむライダーにとってもいろいろと楽しめるスマホであるのは間違いないだろう。ちなみに価格はオープン価格となっている。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  4. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  5. 外装も内装も「どピンク」な超高級SUV、ベントレー特注部門のスゴ技とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る