ZFが3割減益、研究開発費は増額 2020年通期決算

ZFの最新自動運転レベル2+システム「coASSIST」
ZFの最新自動運転レベル2+システム「coASSIST」全 3 枚

ZFは3月18日、2020年通期(1~12月)の決算(確定値)を発表した。

同社の発表によると、為替などの影響を調整した後の売上高は、326億ユーロ(約4兆2430億円)。前年の365億ユーロに対して、10.7%減少した。

また、2020年通期の調整後のEBIT(利払い・税引き前利益)は、10億4700万ユーロ(約1363億円)。前年の15億0300万ユーロに対して、30.4%の減益となっている。

減益となったのは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大が影響したため。そんな中、ZFは研究開発への投資を継続し、2020年の研究開発費比率は、前年比で7.3%から7.7%に増加した。これは、25億ユーロ(前年は27億ユーロ)の研究開発費に相当するという。

ZFのウォルフ=ヘニング・シャイダーCEOは、「2020年は難しい状況だったにも関わらず、一丸となってこの危機に対応し、組織変革を大幅に進めることができた。将来の技術に関連したZFの戦略的に重要な分野で、大型の新規ビジネスも受注した」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  3. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
  4. 新型『キックス』ブラジル発売で浮き彫りになった「日産への期待と本音」
  5. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る