「次のバスは見送った方が快適」バス停へメッセージ配信で旅客誘導 ドコモと東急バスが実証実験開始

バス停留所のデジタルサイネージへのメッセージ配信例(イメージ)
バス停留所のデジタルサイネージへのメッセージ配信例(イメージ)全 3 枚

NTTドコモと東急バスは、バス車内の混雑平準化に向け、人々の行動変容を促す実証実験を開始。第1弾として、バス停留所のデジタルサイネージへ「ナッジ」を活用したメッセージ配信を3月24日から山手通りおよび目黒通りで実施する。

「ナッジ」とは、人々にちょっとしたきっかけを与えて、行動を変えてもらうことを促す行動経済学の理論だ。実証実験では、3月3日から東急バスで実施している「バス車内のリアルタイム混雑状況の配信」を利用し、バス停留所のデジタルサイネージに「ナッジ」を活用したメッセージを配信。混雑したバスの乗車を見送るなど、利用者の行動を変えるきっかけとしての効果を検証する。

実証実験では、趣向を変えた複数のメッセージを配信することでより効果的な案内の方法を検証し、利用者への案内方法の改善を検討。混雑したバスを避け、すいているバスに乗車することで、快適な環境での乗車を可能とすることや、混雑の平準化により遅延が解消されるといった課題の解決が期待される。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  2. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  3. 日産『リーフ』新型発売にスタンバイ、家庭用充電器や太陽光パネル設置支援、米国でサービス開始へ
  4. 初公開の『黒いプレリュード』に「ワクワクしますな!」、SNSで高評価集まる
  5. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る