運休や折返し運転などをAIで…JR九州と日立が運転整理業務自動化へ向けた実証実験 4月から

駅で見かける運休情報。運休を含むダイヤ混乱時の判断は、輸送司令員の長年の運転整理スキルに拠るものが大きいが、AIの導入により、人手よりも効率的かつスピーディーに処理できることが期待されている。写真は函館本線小樽駅の運休掲示(2020年12月15日)。
駅で見かける運休情報。運休を含むダイヤ混乱時の判断は、輸送司令員の長年の運転整理スキルに拠るものが大きいが、AIの導入により、人手よりも効率的かつスピーディーに処理できることが期待されている。写真は函館本線小樽駅の運休掲示(2020年12月15日)。全 2 枚

JR九州と日立製作所(日立)は3月25日、人工知能(AI)を活用した運転整理業務の自動化共同プロジェクトについて、その有効性に関する検証を4月から始めることを明らかにした。

1月に立ち上がったこのプロジェクトは、JR九州が持つ運転整理についての豊富な知見やノウハウを、日立が開発した鉄道運行管理用AIに機械学習させることで、異常時に輸送指令員が行なっていた運休や折返しなどの指示を自動化しようというもので、輸送指令業務の合理化や運行再開までの時間短縮が期待できるという。

JR九州では、今回の検証について「熟練者と同等の運転整理の実現や、人手では困難な複合的な要因を踏まえたダイヤ変更案作成の高速化などに関する有効性を検証します」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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