メルセデスベンツのトラック、巻き込み事故防止警告に自動ブレーキ追加…6月から欧州で

メルセデスベンツ・アクトロス の「アクティブサイドガードアシスト」
メルセデスベンツ・アクトロス の「アクティブサイドガードアシスト」全 4 枚

メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は3月29日、欧州向けの大型トラックに2021年6月から、最新の先進運転支援システム(ADAS)を設定すると発表した。

『アクトロス』に設定される「サイドガードアシスト」は2021年6月から、新しい「アクティブサイドガードアシスト」に進化する。現行のサイドガードアシストは、助手席側の死角に入った歩行者や自転車の存在を、ドライバーに警告する。アクティブサイドガードアシストはこれに加えて、ドライバーが警告音に反応しない場合、自動ブレーキを作動させて、車両を停止させることができる。

アクティブサイドガードアシストは、ステアリングホイールの角度から、システムの必要性を判断し、衝突を防ぐ。メルセデスベンツのトラックは、アクティブブレーキ機能を備えたシステムを世界で初めて設定し、車両の旋回時の事故による死傷者を減らしていく。

また、2021年6月から選択できる最新世代の「ADA2」では、ドライバーに健康上の問題が発生し、運転動作に長時間関与していないと車両が判断した場合、緊急停止を行う。システムはまず、視覚信号と音響信号を介して、ドライバーに手をステアリングホイールに置くことを求める。

しかし、ドライバーが60秒以内に応答しない場合、システムは警告を発した後、トラックが安全に停止するまでブレーキをかける。そして、ハザードライトを使用して他の車両に警告し、車線内で停止する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. もしも流行の「2段ヘッドライト」がなかったら…!? 一流デザイナーが斬新なフロントマスクを提案
  3. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  4. 東京外環道、千葉県内の4つのインターチェンジがETC専用に…9月2日から
  5. 高級車専用の屋内駐車場「コーンズ・リザーブ」、大阪南港に10月オープン
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る