[春だ! カーオーディオ・プロショップに行こう]スピーカー交換をしたくなったら

カーオーディオ・プロショップによるスピーカー取り付けの一例(製作ショップ:サウンドクオリティー<千葉県>)。
カーオーディオ・プロショップによるスピーカー取り付けの一例(製作ショップ:サウンドクオリティー<千葉県>)。全 1 枚

もしもカーオーディオシステムのサウンドに不満を感じているのなら、「カーオーディオ・プロショップ」の門を叩こう。そこに行けば、システムのサウンドアップを確実に果たせる。今回から連載を開始する当特集では、その理由を1つ1つ解説していく。

スピーカーを換えるにはまず、内張りパネルを外す必要があるのだが…。

カーオーディオ・プロショップに行くメリットはさまざまあるが、まず第1回目となる当回では、「スピーカー交換を安心して任せられる」という利点について説明していく。さて、そうである理由は何かと言うと…。

ところで、カーオーディオシステムの音を良くしようと思ったとき、それを成し遂げるための方法はいくつかあるのだが、その中でスピーカー交換は、実行される率がもっとも高い。なぜなら、スピーカーは“音の出口”であり、それが良いものか否かが聴こえてくる音の質に大きく影響するからだ。

で、音への影響が大きいスピーカーの交換をDIYで行おうとするドライバーも少なくない。しかし、これをDIYで行うのは実は、それほど簡単ではない。まず、ドアの内張りパネルを外す作業がハードルとなる。

この作業は、やり慣れている人にとってはそれほど大変ではないのだが、初めてやる人にとっては難易度が結構高い。なお、ネットで検索をかければ外し方は知れる。隠しネジのありかやパネルが固定されているピンの位置の調べはつくので、それらが分かればあとはそれらを外していけばいいわけだが…。

しかし、構造が分かったからといって簡単に外せるものでもないのだ。外すには手順があり、そして最後はある程度の力を加えてパネルを外すことになるのだが、その力の加減も初心者には分かりづらい。ゆえに、変に力を掛けすぎてパネルのどこかしらを損傷させる、なんてことにもなりかねない。そうなってしまったら本末転倒だ。工賃を省くためのDIYであるはずなのに、むしろ費用がかさんでしまう。

でもカーオーディオ・プロショップに仕事を頼めば、そのような事態は避けられる。安心してスピーカー交換を実行できる。

カーオーディオ・プロショップなら、“デッドニング”も的確に行える!

そしてスピーカー交換をカーオーディオ・プロショップに依頼すれば、ドア内部の音響的なコンディションを整えるための作業である“デッドニング”も、効果的に施してもらえる。

なおこの“デッドンニング”も、DIYで行うドライバーが案外多い。手間は掛かるけれど、実行すればその効果は確実に実感できる。ゆえに、やり甲斐も大きい。

しかし、カーオーディオ・プロショップに依頼した方がより大きな成果が得られることも、また確かだ。専門店は、“デッドニング”のコツを熟知している。

さらにはカーオーディオ・プロショップなら、使用する部材もさまざま調達できる。DIYでこれを行う場合には使用可能な部材はある程度限定的にならざるを得ないが、プロショップはいろいろなブランドの部材を取り寄せられるので、自在に部材を使い分けられる。

ところで“デッドニング”は、必ずしもスピーカー交換と同時に行わなければいけないというものでもない。予算次第では、まずはスピーカー交換だけをしておいて“デッドニング”は後回しにするという手もある。

とはいえ、できれば早い段階でなんらかの“デッドニング”作業は施すべきだ。というのも、例えばホーム用のスピーカーは、スピーカーユニットを装着する箱(エンクロージャー)にも技術とコストが注がれている。で、カーオーディオにおいては、ドアがエンクロージャーの役割を担う。そしてそのドア内部の音響コンディションをどう整えるかで、最終的な音質の良し悪しが変化する。“デッドニング”はつまり、「スピーカーボックスを作る作業」に等しい。

ゆえに、早めに“デッドニング”作業を追加することで、使用するスピーカーの性能をさらに引き出せるようになる。そしてその必須作業は、カーオーディオ・プロショップに任せた方が確実だ。ドアを、より高性能なスピーカーボックスへと仕立て上げてくれるのだ。

プロショップなら、重要パーツである“インナーバッフル”も最適にワンオフ可能!

そしてカーオーディオ・プロショップは、スピーカーを固定するパーツである“インナーバッフル”も、使用するスピーカーと装着する車種に合わせてベストなものをワンオフしてくれる。

なおこの“インナーバッフル”は、単なる取り付け用の“スペーサー”ではない。当パーツも音響部品としてさまざまな役割を担う。

役割は主には3つある。まず1つ目は、「スピーカーの足場を固めること」だ。スピーカーは磁気回路で生まれたエネルギーで振動板を動かし空気を震わせて音を伝えるのだが、それを行うにあたっては、足場がしっかりしている方が良い。踏ん張りが効いた方がエネルギーをロスせず、効率良く音を奏でられる。

2つ目の役割は、「スピーカーから発生される振動をドア内部の鉄板に伝えにくくすること」だ。振動が鉄板に伝わってしまうと、鉄板が共振し異音を発することとなる。しかし適正な“インナーバッフル”を用いれば、スピーカーから発せられる振動を鉄板に伝わりにくくできるのだ。

そして3つ目の役割は、「スピーカーを立ち上げること」だ。スピーカーはグレードが上がるにつれて厚みが増していくのだが、厚くなればなるほど、取り付け面であるドアの鉄板からある程度スピーカーを立ち上げる必要性が生じる。そうしないと、スピーカーの奥側がドア内部に降りてくる窓ガラスにぶつかってしまうからだ。それを回避するのにも“インナーバッフル”が力を発揮する。厚みのある“インナーバッフル”を用いれば、それを防げる。

で、カーオーディオ・プロショップなら、上記の役割をより理想的に果たせる“インナーバッフル”を作製可能だ。使用条件に合わせてもっとも効果を発揮する“インナーバッフル”を作ってくれる、というわけなのだ。

今回は以上だ。次回以降もカーオーディオ・プロショップを活用するべきである理由をさまざま説明していく。お楽しみに。

太田祥三|ライター
大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集者としてキャリアを積む。カー雑誌、インテリア雑誌、そしてカーオーディオ専門誌の編集長を歴任した後、約20年間務めた会社を退職しフリーに。カーオーディオ、カーナビ、その他カーエレクトロニクス関連を中心に幅広く執筆活動を展開中。ライフワークとして音楽活動にも取り組んでいる。

春だ! カーオーディオ・プロショップに行こう! Part1「スピーカー交換をしたくなったら、プロショップの門を叩こう!」

《太田祥三》

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