キャンプでもWi-Fiは必需品「サイバーキャンプ」…ジャパンキャンピングカーショー2021

ジャパンキャンピングカーショー2021:ATV群馬
ジャパンキャンピングカーショー2021:ATV群馬全 9 枚

ATV群馬はキャンピングカー向けの通信ナビキット「サイバーキャンプ」を展示していた。サイバーキャンプとは、車室内をWi-Fiエリアにすることでキャンプ場やアウトドアでもつながる世界を楽しもうというもの。

【画像全9枚】

キット内容は、カロッツェリアのサイバーナビにSIMを内蔵した通信モジュール、これに後付けのサブバッテリー(40Ah)、NTTドコモの「in Car Connect」の契約が基本となる。in Car Connectは、ドコモが提供する車内用のデータ通信プランだ。契約は1日、月、年単位で設定があり通信量は無制限。1年契約だと月額1000円(税別)。1年契約の場合、初年度無料サービスがある。

通信モジュール(USBドングルタイプのWi-Fiルータ)を繋げば、とりあえずスマホやタブレットの通信環境は確保される。ただ、これだけでは、モバイルルータを車内に持ち込むと同じだ。サイバーナビの上位モデルにはHDMI端子が用意されている。これにたとえばアマゾンのFirestick TVやChromecastを接続すれば、アマゾンプライムや音楽配信サービス、Netflixの視聴、スマホやタブレットのコンテンツをカーナビディスプレイや増設した後席ディスプレイ等で楽しむことができる。

また、サイバーナビの通信地図更新サービスも受けられるので、3年間はほぼ最新の地図でナビが使える(差分更新)。

サブバッテリーが搭載されるので、サイバーナビで動画視聴中にエンジンをかける必要はない。スタンドアロンナビでも画面表示やオーディオでそれなりに車載バッテリーの負荷になる。ストリーミングで動画視聴をすると、通信のための電力も消費される。長時間の映画鑑賞などは、車載バッテリーだけではこころもとない。

画面サイズはナビ本体しだいで7インチ、9インチなどと選べる。ATV群馬では、ハイエースなど車種によっては9インチのフェイスフィットキットを用意している。サブバッテリーの取り付けとともに、キャンピングカー以外の乗用車、SUVでも相談に応じるとする。

非常時や災害時を考えると、アウトドアやキャンプでも通信環境は重要である。エンタメ以外でも、移動オフィス、テレワーク対応を考えると、最近は車室内の通信環境や電源環境はかなり重要だ。移動中でなくても、自宅オンライン会議がマイカーの中でできれば部屋の背景を気にしたり、家族に迷惑をかけず仕事に没頭できる。

キャンパーでなくても、サイバーキャンプ、サイバーナビは活用できそうだ。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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