日経の産業景気予想、自動車業界は「雨」---半導体不足が深刻[新聞ウォッチ]

トヨタ自動車の米ケンタッキー工場
トヨタ自動車の米ケンタッキー工場全 2 枚

四半期ごとに主要30業種の景況を、晴れや曇り、雨などの天気のかたちで予測、判断する日経の「産業景気予測」によると。2021年4~6期の業界天気図は「小雨」と「雨」が13業種と、前回(1~3月期)の実績から3業種減少。「晴れ」と「薄日」は2つ増えて10業種になったという。

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きょうの日経が「『コロナ前』まで回復」、「緊急事態解除で底打ち」などのタイトルで取り上げている。

このうち、自動車業界は前回に引き続きの「雨」模様となっている。新型コロナによる市場の落ち込みは、予想より速いスピードで収束したが、ここにきて半導体不足が顕著になり、トヨタ自動車などの日系メーカーだけでなく、米ゼネラルモーターズや独フォルクスワーゲン(VW)など海外勢も生産調整を強いられたなどと指摘。

また、足元ではルネサスエレクトロニクスが火災で那珂工場の生産を停止。車載半導体はリードタイムが約2~3か月と長く、4月以降も生産への影響は避けられず、夏ごろまで減産が続く可能性があるなどと分析している。

さらに、半導体ばかりでなく、排ガス浄化触媒に使う白金などの金属価格も高騰し、供給網の混乱は解消きれないとみられて、2021年度の中大型の商用車を除く自動車生産は、英LMCオートモティブの予想では8660万台と、新型コロナ拡大以前の19年の水準には戻らない見通しという。

なお、日経の特集記事では、主要業界のトップが見解を示す「経営者の目」を同時に掲載しているが、自動車業界からは,日産自動車のアシュワニ・グブタCOOが登場。「市場に共通するテーマは電動化だ。日産は2020年10~12月の電気自動車『リーフ』の販売が前年比で14%増えた。再利用バッテリーの販売も伸ばしている。カーボンニュートラルの実現に向けて歩を進めていく」などとコメントしている。

2021年4月5日付

●EV車産業揺るがす、組み立ても外部委託 (読売・1面)

●ワクチン遅れ「不満」70%、本社世論調査内閣支持横ばい47% (読売・2面)

●蔓延防止きょう3府県適用(産経・1面)

●二階氏「Go To再開を」(東京・3面)

●個人情報再び閲覧可能に、フェイスブック、5億人分(日経・4面)

●スエズ運河足止め解消、再開5日、待機船すべて通過(日経・4面)

●主要30業種の天気図、自動車、半導体不足が深刻 (日経・25面)

●120人立ち席、被害拡大か、台湾特急脱線、負傷202人に (日経・39面)

《福田俊之》

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