日産の米国販売は3年ぶりに増加、キックス が74%増 2021年第1四半期

日産 キックス の2021年モデル(北米仕様)
日産 キックス の2021年モデル(北米仕様)全 9 枚

日産自動車(Nissan)の米国部門の北米日産は4月1日、2021年第1四半期(1~3月)の米国新車販売の結果を発表した。総販売台数は28万5553台。前年同期比は10.8%増と3年ぶりに前年実績を上回った。

全販売台数28万5553台のうち、日産ブランドは26万6482台。前年同期比は14.8%増と3年ぶりのプラスだ。その内訳は、乗用車が前年同期比8%増の9万9459台とプラスに転じた。SUVなどのライトトラックも、19.3%増の16万7023台と、3年ぶりのプラスとなった。

日産ブランドの乗用車系では、主力車種の『アルティマ』が、3万2017台。前年同期比は32.4%減と、引き続き落ち込む。『セントラ』は3万7238台を販売。前年同期比は55.9%増と3年ぶりに前年実績を上回った。『ヴァーサ』は2万2394台で、前年同期比は83.9%増と回復。大型セダンの『マキシマ』は、21.2%減の4807台と、引き続き落ち込んだ。EVの『リーフ』は、前年同期比49.4%増の2925台とプラスに転じた。

ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、SUVの『ローグ』が8万6720台を販売し、日産ブランドの最量販車を維持。ただし、前年同期比は45.2%増と3年ぶりのプラスだ。大型ピックアップトラックの『タイタン』は、30.2%増の7463台と増加に転じた。

SUVの『ムラーノ』は、前年同期比26.5%減の1万1523台と、2年ぶりに前年実績を下回った。中型SUVの『パスファインダー』も、新型の投入を控えて、50.8%減の8905台と後退。小型SUVの『キックス』は、74.8%増の2万4421台と、2桁増を維持している。

日産自動車の2020年の米国新車販売台数は、89万9217台。前年比は33.2%減と、3年連続で前年実績を下回っている。

《森脇稔》

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