貸切バス事業者の倒産件数、ほぼ倍増 2020年度

貸切バス事業者の倒産件数の推移
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東京商工リサーチは4月8日、2020年度の貸切バス事業者と軽貨物運送業の倒産状況を発表した。

それによると2020年度の貸切バス事業者の倒産件数は15件で、前年度からほぼ倍増し、過去20年間で最多を記録した。インバウンド需要や旅行客を取り込み、2014年度以降は10件未満の倒産で推移していたが、コロナ禍で環境が一変した。貸切バス事業者の多くは売上げの大半を失い、事業継続が難しくなったケースが目立った。

2020年度に倒産した15件のうち、販売不振が12件だった。消滅型の破産は13件と9割弱を占め、再建を断念した倒産が多い。経営体力の乏しい小・零細企業の倒産が中心だった。

また、軽貨物運送業の2020年度の倒産は18件、前年度比30.7%減と大幅に減少した。小・零細事業者が多く、人手不足に苦慮していたものの、コロナ禍での資金繰り支援策に加え、在宅勤務の広がりやネット通販の利用増などが寄与した。

軽貨物運送事業者の倒産件数の推移軽貨物運送事業者の倒産件数の推移

《レスポンス編集部》

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