インフィニティ、SUVクーペ市場に復帰…『QX55』を北米発売

ラグジュアリークロスオーバークーペ市場に再び参入

可変圧縮比の「VCターボ」エンジン搭載

フロントグリルは日本の折り紙がモチーフ

上側8インチで下側7インチの高解像度スクリーン

インフィニティ QX55
インフィニティ QX55全 26 枚

日産自動車の海外向け高級車ブランドのインフィニティは4月9日、新型SUVクーペの『QX55』(Infiniti QX55)を北米市場で発売すると発表した。他の市場にも、順次投入される予定だ。

写真:インフィニティ QX55

ラグジュアリークロスオーバークーペ市場に再び参入

QX55は、最も急速に成長しているセグメントのひとつ、ラグジュアリークロスオーバークーペ市場に、インフィニティが再び参入するために開発した新型車だ。日産の事業構造改革の「Nissan NEXT」では、インフィニティ初の量産モデルになる。

インフィニティは2003年、初代『FX』を北米市場で発売した。インフィニティは初代FXが、現在人気のラグジュアリークロスオーバークーペ市場を開拓したと位置付けている。インフィニティはQX55を擁し、2003年に初代FXが確立したセグメントに復帰する。

QX55は、カテゴリーで唯一、日本で開発されたラグジュアリーミッドサイズ SUVクーペになる。大胆なエクステリアに加えて、ラグジュアリーなインテリアを持ち、コネクティビティなどの面で革新的なテクノロジーを採用した。テクノロジーに精通し、大胆なデザインを好む若い世代も含めた新たな購買層をターゲットにデザインされたという。インフィニティ QX55インフィニティ QX55

可変圧縮比の「VCターボ」エンジン搭載

パワートレインは、可変圧縮比の「VCターボ」を備えた直列4気筒ガソリンエンジンエンジンだ。最大出力268hp、最大トルク38.7kgmを引き出す。日産が開発したVCターボエンジンは、量産エンジンとしては世界初の可変圧縮比エンジンだ。可変圧縮比技術は、ピストンの上死点位置をシームレスに変化させるマルチリンクシステムを活用しており、最適な圧縮比に素早く変化する特長を備えている。

圧縮比は8:1(高性能)から、14:1(高効率)の間で自在に変えることができる。運転状況に応じてエンジンの制御ロジックは、自動的に最適な圧縮比を選択する。またこの技術は、燃料消費量と排出ガスの大幅な削減、騒音や振動レベルの低減など、多くのメリットがあり、既存のエンジンに比べて、軽量かつコンパクト設計としている。

トランスミッションは、マニュアルモードを備えたCVT。駆動方式は4WDの「インテリジェントAWD」とした。ドライブモードセレクターによって、「標準」、「エコ」、「スポーツ」、「パーソナル」の4モードを選択することができる。インフィニティ QX55インフィニティ QX55

フロントグリルは日本の折り紙がモチーフ

デザインは、インフィニティの大胆なデザインを維持しながら、FXのシルエットを再解釈したものだ。象徴的なダブルアーチグリルには、日本の折り紙から着想を得たメッシュパターンにより奥行きを演出することで、日本の和をイメージしたモダンな芸術性を表現しているという。

ボディサイドのデザインは、ボンネットからフロントフェンダー、そしてドアパネルを経て、リアフェンダーへとエレガントで流れるようなラインを描く。20インチホイールは、全車に標準装備されており、車体とホイールの隙間を少なくし、SUVのダイナミックな存在感を主張する。

45個のLEDをひとつのハウジングに収めたテールランプは、デジタルピアノの鍵盤のように見えることを狙ったという。このLEDテールライトは、デザインスタディモデルの『QX60モノグラフ』にも導入された。テールゲートの「INFINITI」ロゴも新しい。スマートなパワーリフトゲートも採用した。インフィニティ QX55インフィニティ QX55

上側8インチで下側7インチの高解像度スクリーン

室内には、ワイヤレスのApple「CarPlay」に対応したデュアルスクリーンのインフォテインメントシステム 「INFINITI InTouch」を採用した。また、グーグルの「Android Auto」にも対応し、USB入力端子も複数装備している。

上側8インチ、下側7インチの高解像度スクリーンを、最大16個のスピーカーが付くBOSE製オーディオシステムと組み合わせる。ドライバーや乗員を楽しませ、コンサートのような音響体験を実現するという。

シートには、セミアニリンレザーや本革を使用した。使い方に合わせて、荷室空間の広さや足元の広さをアレンジできるよう、2列目シートにスライド機能を採用している。インフィニティ QX55インフィニティ QX55

《森脇稔》

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