ロールスロイスのSUV、荷台床下に iPadやMacBookをセット…カスタムオプション

出発前に用途に合う「レクリエーションモジュール」を選んで搭載

ドローンやヘッドフォンも搭載可能

絶景を楽しみながらドリンクを飲みたいというニーズに応える

カリナンがリラックスして一日を振り返る最適な場所に

ロールスロイス・カリナン 向けの新カスタマイズオプション「アーバンフォトグラフィー・レクリエーションモジュール」
ロールスロイス・カリナン 向けの新カスタマイズオプション「アーバンフォトグラフィー・レクリエーションモジュール」全 12 枚

ロールスロイスモーターカーズは4月12日、SUVの『カリナン』(Rolls-Royce Cullinan)向けに、新しいカスタマイズオプションを欧州で設定すると発表した。

出発前に用途に合う「レクリエーションモジュール」を選んで搭載

そのひとつが、「レクリエーションモジュール」だ。これは、カリナンのラゲッジコンパートメントフロアに収まるように設計された電動引き出し式のトレーとなる。ボタンを押すだけで、レクリエーションモジュールがスライドして開き、顧客の趣味のアイテムやアクセサリーが取り出せる。各アイテムは、個別のコンテナに収められている。レクリエーションモジュールは、顧客の好みに応じて、ボディカラーや内装色とコーディネートすることもできる。

レクリエーションモジュールは、顧客のニーズに応えるために、48リットルのスペースを持つ。さらに、全体を個別に取り外して保管できるため、フライフィッシング、ロッククライミング、スノーボード、パラセーリング、カイトボーディング、ベースジャンピングまで、さまざまな趣味や用途向けのレクリエーションモジュールを構成できる。

たとえば、カリナンの顧客は、射撃、スキー、写真撮影用の3種類のレクリエーションモジュールをあらかじめ用意しておき、出発前に用途に合うレクリエーションモジュールを選んで搭載することができる。

レクリエーションモジュールは、カリナンの機能性を維持している。2245mmの積載長と、最大1930リットルのトランク容量は損なわれていないという。

ドローンやヘッドフォンも搭載可能

もうひとつが、「アーバンフォトグラフィー・レクリエーションモジュール」だ。2019年の後半、ロールスロイスモーターカーズは写真家のマーク・リッチョーニ氏に、米国ロサンゼルスの特徴的な自動車サブカルチャーを表現する作品の撮影を依頼した。同氏は『カリナン』の「ブラックバッジ」をロサンゼルス市内で撮影し、評価の高い作品を生み出した。

このプロジェクトをサポートするために、パーソナライズされたアーバンフォトグラフィー・レクリエーションモジュールが開発された。このモジュールには、「DJI Mavic Mini」ドローン、12.9インチのApple 「iPad Pro」、16インチApple「Mac Book Pro」など、撮影用の特殊な機材が組み込まれていた。

さらに、デザイナー、エンジニア、職人によってオーダーメイドされたこのアーバンフォトグラフィー・レクリエーションモジュールには、Riccioniの「Sennheiser PXC550 MkII」ノイズキャンセリングヘッドフォン、Persol の「PO3225-S」サングラス、ストリートウェアブランド「Supreme」のアウターウェアのスペースも設けられた。

絶景を楽しみながらドリンクを飲みたいというニーズに応える

アウトドア志向のカリナンの顧客の要望に対応するために、「ホスティングサービス」と命名されたオーダーメイドシステムを開発した。絶景を楽しみながら、オリジナルのドリンクを飲みたいというニーズに応える。

最大8人の大人をもてなすのに適したホスティングサービスには、各種グラスをはじめ、カクテルやジントニックを乗員に提供するための道具が揃っている。エレガントなハイボールグラスは控えめなロールスロイスのモノグラムで飾られ、木製のまな板は最高品質のアメリカンウォールナットで作られている。さらに、軽食サービスのためのスペースも設けられた。

カリナンがリラックスして一日を振り返る最適な場所に

レクリエーションモジュールと同様に、カリナンのリアコンパートメントは、専用の座椅子をセットすることもできる。テールゲートを開いた状態で、ボタンを押すと、「ビューイングスイート」と呼ばれる座椅子が現れる。2つの椅子は後ろ向きで、格納式のカクテルテーブルの両側に設置される。ビューイングスイートは、リラックスして一日を振り返るのに最適な場所を提供する、としている。ロールスロイス・カリナン 向けの新カスタマイズオプション「ビューイングスイート」ロールスロイス・カリナン 向けの新カスタマイズオプション「ビューイングスイート」

《森脇稔》

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