日野、超低床・ウォークスルーの小型EVトラックを開発 2022年初夏市場導入

日野デュトロ Z(ズィー) EV
日野デュトロ Z(ズィー) EV全 4 枚

日野自動車は、ウォークスルーバン型の超低床・前輪駆動小型EVトラックを開発。2022年初夏(予定)に『日野デュトロ Z(ズィー) EV』の名称で市場導入すると発表した。

【画像全4枚】

昨今、労働人口の減少やeコマースの拡大などを背景に、荷物を生活者に届ける「物流のラストワンマイル」の現場では、ドライバー不足をはじめ、荷役作業等の配達業務の身体的負荷、荷物の増加や多様化への対応といった課題が深刻化。また、カーボンニュートラルに向けた世界的な潮流から、物流事業者の環境経営へのニーズも高まっている。

これらの課題解決に向け、日野は「超低床・前輪駆動」のEVを開発した。日野デュトロ Z EVは、ラストワンマイルに最適化した新開発EVシャシを採用。従来のエンジンとトランスミッションの代わりにコンパクトなモーターをキャブ下に搭載し、前輪を駆動する。バッテリーは荷台床下のフレーム内側に搭載し、それ以外の電動ユニットのほぼすべてをキャブ下に格納。従来の後輪駆動車と比べて床面地上高は半分の約400mmという超低床構造を実現した。荷役作業性や乗降性を大幅に向上させるとともに、ウォークスルー構造で宅配現場での使い勝手の良さも追求。航続距離は、宅配用途に必要な100km以上を目指した。

車体サイズは全長4.7×全幅1.7×高さ2.3m。現行の日野デュトロより一回り小さいサイズ感としながら、必要な荷室容積を確保している。また、衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能など、市街地走行に必要な先進安全技術を装備。住宅街を走行しやすいことはもちろん、普通免許で運転可能とし、ドライバー人材確保にも貢献する。

日野デュトロ Z EVは、ウォークスルーバンに加えて、用途に応じた荷台を架装できるキャブシャシ型も設定し、ビジネス形態に合わせた架装が選択可能。市街地での宅配に加え、店舗内、倉庫内、空港等の大規模施設内での用途や、夜間・早朝の稼動等、場所と時間を選ばない幅広い活用が期待できる。

《纐纈敏也@DAYS》

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