北陸新幹線福井県内の仮称・南越駅は「越前たけふ」駅に…福井鉄道にも同読みの駅

「コウノトリが飛翔する未来への道標となる駅」をデザインイメージとした「越前たけふ」駅(仮称・南越駅)。北陸新幹線では唯一、平仮名書きが混じる駅となる。
「コウノトリが飛翔する未来への道標となる駅」をデザインイメージとした「越前たけふ」駅(仮称・南越駅)。北陸新幹線では唯一、平仮名書きが混じる駅となる。全 4 枚

JR西日本は5月13日、2024年春の開業を予定している北陸新幹線金沢~敦賀間の仮称・南越駅を「越前たけふ」駅に決定したと発表した。

同駅は福井~敦賀間の福井県越前市内に設けられる駅で、金沢~敦賀間では在来線と連絡しない唯一の新幹線単独駅となる。

駅名の決定に際しては、越前市が2020年6月に意見募集を行なっており、全国的にわかりやすい、言いやすい、地域の玄関駅としてふさわしい、武生駅との関連性が明確であるなどの条件を基に、「越前武生」「新武生」「越前市」「南越たけふ(武生)」「越前」「武生新」「南越」「越前国府」という8つの候補が示され、そのなかから絞り込んだ数案をJR西日本へ提出していた。

今回選ばれた「越前たけふ」は、「越前」が全国的に知られた福井県の旧国名であり、北陸本線武生駅が最寄り駅であることを推測しやすい点などが評価された模様だ。

なお、福井鉄道福武線にはJR武生駅に隣接する同読みの越前武生駅があるが、同社が越前市の費用負担を条件に駅名変更に応じる考えを示していることが報道されている。ちなみに北陸新幹線の駅と福井鉄道の駅は直線距離で2.7kmほど離れている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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