フォードの新型電動トラック F-150ライトニング に「プロ」…建設現場の電源として活用

荷台の積載量に応じた航続を正確に予想

4つのコンセントが付くフロントの「メガパワートランク」

12インチのカラーLCDタッチスクリーンを備えた「SYNC4」

ツインモーターは最大出力426hpと563hpの2種類

フォードモーターのフォード F-150 ライトニング プロ
フォードモーターのフォード F-150 ライトニング プロ全 12 枚

フォードモーターは5月24日、新型電動トラックのフォード『F-150ライトニング』に、商用車の『F-150ライトニングプロ』(Ford F-150 Lightning Pro)を米国で設定すると発表した。

荷台の積載量に応じた航続を正確に予想

F-150ライトニングプロでは、センサーを利用して荷台に積載している荷物などの重量を計測することができる。また、積載量は航続に影響を与えるため、荷台の積載量に応じた航続を、正確に予想することも可能にしている。

「Ford Power-Up」と呼ばれるソフトウェアの無線アップデートが受けられる。これにより、車両のすべての機能が、時間の経過とともに改善される。無線アップデートによって、パフォーマンスの向上や新しい機能が追加される。多くの無線アップデートは、ユーザーが希望する日時に、2分以内に完了する。

先進運転支援システム(ADAS)として、「Ford Co-Pilot 360 2.0」を導入している。米国とカナダのおよそ16万km以上の高速道路において、ドライバーがハンズフリー走行することを可能にしている。

4つのコンセントが付くフロントの「メガパワートランク」

「メガパワートランク」は、フロントのエンジン搭載部分の空いたスペースを有効活用するアイデアだ。フロントのメガパワートランク内には、4つのコンセントが装備されており、キャビンに2か所、荷台に2か所のコンセントと合わせて、最大2.4kWの電力が利用できる。これにより、電動工具やパソコンなどを接続して使うことが可能だ。

オプションで最大9.6kWの電力が利用できる「ProPower Onboard」を用意した。電動ノコギリで厚さ13mmの合板を切断するのに充分な電力を供給する。120ボルトと240ボルトの2つのACコンセントも追加されており、建設現場などでは電源として活用できる。

車載バッテリーから電力が使用されると、予想航続を自動的に修正する。Pro Power Onboardがバッテリー残量を使い果たして、車両が充電ステーションに移動できなくなるのを防ぐために、自動的に、または事前の顧客の設定に基づいて、Pro Power Onboardのシャットダウンを行う。

12インチのカラーLCDタッチスクリーンを備えた「SYNC4」

F-150ライトニングプロは、フルサイズの4ドア5人乗りの「SuperCrew」仕様となる。車内の清掃が簡単なビニールシート、12インチのカラーLCDタッチスクリーンを備えた「SYNC4」を採用する。

インテリジェントレンジシステムは、地形や天気、積載量や負荷、目的地までの距離を考慮して、移動を完了するために必要なバッテリー容量を計算する。データはクラウドベースの「フォードパワーマイトリップ」機能やSYNC4と共有されるため、顧客は走行ルートを計画し、走行中のバッテリー残量をモニターできる。

航続が少なくなった場合、システムは6万3000を超える米国最大の公共充電ネットワークから、最も近い充電ステーションを表示し、電欠で立ち往生しないようにする。

ツインモーターは最大出力426hpと563hpの2種類

前後アクスルに搭載されるモーターは、最大出力426hp、最大トルク107.2kgmを引き出す。上位モデルでは、よりパワフルとなり、最大出力563hpを発生する。最大積載能力は約900kg。牽引能力は2.5トンを目標に掲げている。

バッテリーは新世代の水冷式リチウムイオンだ。バッテリーの蓄電容量には2種類があり、1回の充電での航続は標準モデルが約370km、上位モデルが約483km(いずれもEPA認定予定値)となる。

充電に関しては、自宅向けに80アンペアの充電システムを標準装備した。デュアルオンボード充電システムを利用すれば、さらに高速な自宅での充電を可能にする。フル充電にかかる時間は約8時間だ。外出先では、全米の6万3000か所以上の充電ステーションにおいて、最大出力150kWでDC急速充電が行える。約45分でバッテリーの80%を充電できる、としている。

《森脇稔》

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