『SL大樹』の客車が旧型客車風に…3両目のC11はボイラー修繕が完了

ぶどう色一色に変更されたスハフ14 5。
ぶどう色一色に変更されたスハフ14 5。全 2 枚

東武鉄道(東武)は5月26日、『SL大樹』の客車を塗色変更すると発表した。

同列車の客車はJR北海道とJR四国から購入した14系座席車だが、譲渡時は「青20号」という塗色をベースに「クリーム色10号」と呼ばれる帯を付けた、オリジナル塗色だった。

しかし、東武では「SL全盛期の『昭和レトロ・ノスタルジー』な雰囲気をより味わっていただけるよう」として、スハフ14形1両(スハフ14 5)を国鉄時代の旧型客車と同じ「ぶどう色2号」に変更しており、6月19日から運用を開始することになった。

今後はさらに2両を変更するとしており、編成すべてをぶどう色にすることも計画。それまでは青色とぶどう色の混成編成で運行されるという。

なお、同色の14系は『SL冬の湿原号』用としてJR北海道の釧路運輸車両所にも配置されているが、こちらは戦前の「三等車」をイメージした赤帯が付けられている。

このほか東武では、今冬の復元を目指して作業が進められている3両目の機関車「C11 123」について、ボイラーの修繕作業が終了し、5月26日に施工元のサッパボイラ(大阪市北区)から南栗橋SL検修庫(埼玉県久喜市)に搬入されたと発表している。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る