フィアット、全ラインナップを電動車のみに…2030年までに

フィアットは2020年3月、新型『500』を欧州で発表した。パワートレインはEVのみとし、持続可能なモビリティの実現に向けた取り組みを加速している(内燃エンジン搭載の現行500も併売)。
フィアットは、この新型500を皮切りに、2030年までに全ラインナップを電動車のみにする。内燃機関を搭載した車両と同等の価格のEVを、バッテリーのコスト低下に合わせて、できるだけ早く市場に投入することを目指していく。
また、フィアットは、全車の電動化に合わせて、都市部の充電ポイントを拡充し、急速充電ステーションの普及を促進する。集合住宅でも充電ポイントの数を増やすなど、既存の建物を電動化に適応させる必要があるという。
なお、フィアットブランドの電動化は、2025年から加速し、2030年に全車電動化を達成することを目指す。フィアットブランドのオリヴィエ・フランソワCEOは、「これはフィアットにとって、根本的な変化」と述べている。
《森脇稔》