札幌市電の還暦車両が引退…1961年製のM101、初の連結車 10月31日ラストラン

毎年6月に行なわれる北海道神宮祭の神輿渡御とM101。超低床車以外はラッピング広告車になっているなかで、唯一の旧塗色車として存在感を示していた。2021年の神輿渡御は新型コロナウイルス感染拡大を受けて中止となったため、このようなシーンを2度と見ることはできない。2015年6月16日、札幌市電山鼻線東本願寺前~山鼻9条。
毎年6月に行なわれる北海道神宮祭の神輿渡御とM101。超低床車以外はラッピング広告車になっているなかで、唯一の旧塗色車として存在感を示していた。2021年の神輿渡御は新型コロナウイルス感染拡大を受けて中止となったため、このようなシーンを2度と見ることはできない。2015年6月16日、札幌市電山鼻線東本願寺前~山鼻9条。全 6 枚

札幌市電を運行する札幌市交通事業振興公社は6月10日、1961年製のM100形M101号(M101)が10月31日の運行を最後に引退することを明らかにした。

【画像全6枚】

当初のM101は、ラッシュ時の輸送力増強を図るためTc1形Tc1号(Tc1)とコンビを組む連結車として運用されたことから、Tc1とともに「親子電車」と呼ばれていた。

M101は両運転台車でモーターを2個、Tc1は片運転台車でモーターを1個搭載する非貫通車両で、札幌市電初の連結車だったが、1963年以後は後継車として連接車のA800・810・820・830形、連結車のA850・870形が登場しており、通り抜けができない連結車はM101+Tc1のみに留まった。

Tc1が1970年に引退してからは、半世紀にわたりM101号の単独運行が続き、連接車の運行がなくなった1976年から超低床電車(A1200形)が登場した2013年まで札幌市電唯一の両開き扉車として存在感を示していた。

なお、札幌市交通事業振興公社では還暦を迎えるM101の引退を記念した関連企画を計画しており、今後詳細が発表される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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